プログラム

2023年12月7日(木)10:30~16:40

10:15

開場

10:30~10:40

開会挨拶

塙 敏博(PCCC会長/東京大学)

10:40~11:40

PCクラスタプラットフォームの最新動向1

10:40~11:00

「Optimizations for LLM inference on Arm CPUs」

Ian Bratt(Arm Inc.)

PDF発表資料(1.38MB)

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概要

LLMs have transformed the way we think about language understanding and generation, enthralling both researchers and developers. The efficient execution of LLM models on Arm CPUs will expand their reach to billions of compact devices such as smartphones and other devices. LLM generative inference is a memory-bandwidth bound task, with memory accesses dominated by weights. The flexibility provided by CPU platforms enables software-based compression/decompression schemes which can yield excellent performance when running LLM generative inference on CPUs. This talk will share performance optimizations and results (single and multi-batch) for LLM inference on Arm Neoverse CPUs.

11:00~11:20

「インテルHPC-AI の今」

矢澤 克巳(インテル株式会社)

PDF発表資料(10.9MB)

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概要

大きな変革期を迎える今、スピードを産み出す HPC/AI の重要性はあらゆる局面で高まっています。そうした多岐にわたるワークロードに対応するため、インテルはプロセッサーのみならずシステムレベルの開発を行い、ポートフォリオの大幅な機能拡張を計画しています。このセッションでは、昨今話題の多い生成AI向けアクセラレータ含めエッセンスを凝縮しHPC/AI 関連の中長期の取り組みをご紹介します。

11:20~11:40

「AMD Instinct と ROCm によるAIイノベーションの加速化」

大原 久樹(日本AMD株式会社)

PDF発表資料(2.96MB)

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概要

AI市場の進化は現在加速中です。それに対応する為には最先端のテクノロジーとアーキテクチャが必要です。AMDの次世代GPUはメモリ容量、メモリ帯域幅、データフォーマット等をAIに特化した構成で取り込んでおり、更にソフト面ではAMDのROCmはオープンソースエコシステムを重視しておりAIの進化に対応する柔軟性、携帯性と性能を提供します。

11:40~13:00

昼休み/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

13:00~13:20

PCクラスタプラットフォームの最新動向2

13:00~13:20

「生成AIを加速するNVIDIAの取組み」

井﨑 武士(エヌビディア合同会社)

PDF発表資料(4.49MB)

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概要

昨年のChatGPTなどの生成AIの登場以降、AIの民主化が一気に進んだ。今年はその利活用のみならずモデル開発も進み、国内もその日本語対応や独自モデルが頻繁にリリースされている。
モデル学習には多くの計算資源が必要となるだけでなく、効率的に行う仕組みやシステム構成も大切な要素となる。また推論においても、効率化やビジネスリスクを低減する仕組みも必要である。本講演では、生成AIに対するNVIDIAの取組みについてご紹介する。

13:20~14:40

会員発表1

13:20~13:40

「NECのHPCソリューションの取り組み」

浅田 洋祐(日本電気株式会社)

PDF発表資料(4.44MB)

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概要

昨今のハイパフォーマンスコンピューティングは、数値シミュレーションだけでなく、生成AI・機械学習、ビッグデータ活用など、複雑で高度なデータ利活用に、その用途は広がりを見せています。NECは、お客様の用途に最適な高性能プラットフォームをご提案し、構築から運用・保守までをトータルにカバーするサービスと、これまでに培った技術・ノウハウをベースにした性能評価・高速化支援など、総合的なHPCソリューションをご提供していきます。

13:40~14:00

「富士通のHPCを活用したAIへの取り組み」

白幡晃一(富士通株式会社)

PDF発表資料(4.18MB)

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概要

本発表では、富士通のHPCを活用したAIへの取り組みについて説明する。富士通は、さまざまなHPCシステムを構築し、また構築したHPCシステムを利用したAI加速事例を数多く創出してきた。今回は、その最新動向について紹介する。

14:00~14:20

「SCSKにおける生成AIの取り組み」

福井勝史(SCSK株式会社)

PDF発表資料(1.41MB)

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概要

当社では今年9月に生成AIの取り組みを専門的に行う組織としてAI CoE(Center of Excellence)を立ち上げ、SCSK社内のワークショップを通じて得られたアイデア、自社ソリューションの価値向上を目指したPoC(Proof of Concept、概念実証)の実施、システム開発における生成AIの活用検証などを実施しています。本セッションでは、これらの活動と今後の課題について詳しく説明させていただきます。

14:20~14:40

「AXEのAIとカスタムCPUコア設計、ROS2通信ハードウェアIP提供」

竹岡 尚三(株式会社アックス)

PDF発表資料(2.99MB)

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概要

AXEが取り組んでいるエッジAI用コアの紹介とRISC-VなどのオープンソースなCPUコアのカスタム設計サービス、ROS2通信ハードウェアIP の紹介。

14:40~15:20

休憩/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

15:20~16:10

会員発表2

15:20~15:50

「JCAHPCの新スーパーコンピュータOFP-II:導入までの道のり」

塙 敏博(JCAHPC/東京大学/筑波大学)

PDF発表資料(2.91MB)

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概要

筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターによって,2013年3月に発足した「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)」において、第一世代のシステム Oakforest-PACSに続く第二世代のシステムの調達を実施してきた。本講演では,2025年1月稼働を予定している次期システム Oakforest-PACS II(仮称)と,その導入に向けた活動について紹介する。

15:50~16:10

「OCIのHPC基盤技術と生成AI」

松山 慎(日本オラクル株式会社)

PDF発表資料(3.51MB)

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概要

Oracle Cloud Infrastructureでは、ベアメタルコンピュートサービスとデータセンタワイドのフラットネットワークをベースとした最新の計算リソース、低遅延のRDMA、クラウドストレージなどによる高い性能再現性をお約束する環境が簡単に安価にご利用頂けます。また、SINET接続ではクラウドとオンプレミスの間の転送データ量が "完全に無料" となります。さらに、OCIは計算基盤、データ基盤として多くの他社サービスとの連携も積極的に推し進めております。HPC用途利用では使いにくかったクラウドの弱点の多くを排除したHPC&AI用途におけるOCIの特長を中心に紹介させて頂きます。

16:10~16:40

会員発表3

16:10~16:20

「VRシミュレーションシステム」

Greg Gutmann(株式会社計算科学/株式会社分子ロボット総合研究所)

PDF発表資料(1.22MB)

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概要

VRシミュレーションシステムを紹介します。このVRシミュレーションシステムでは分子の動きをリアルタイムにシミュレーションしながら自分の手で分子を掴み動かすことができます。

16:20~16:30

「AI/HPC時代を実現するためのソフトウエア紹介:HPCコンテナのデファクトスタンダードSingularity PRO / Enterprise」

森本 賢治(Pacific Teck Japan)

PDF発表資料(1.72MB)

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概要

弊社は創業以来、ジョブスケジューラのAltair Grid Engineをはじめ、並列ファイルシステムのBeeGFSや、オールフラッシュストレージのVASTといったストレージソリューションなど、HPCインフラを支えるプロダクトを多数取り扱っています。今回は5年ぶりにメジャーバージョンアップを果たしたSylabs社のHPCコンテナSingularityの新機能を中心にご紹介したいと思います。

16:30~16:40

「HPEの生成AIへの取り組み」

高橋 健(日本ヒューレット・パッカード合同会社)

PDF発表資料(2.29MB)

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概要

全世界的に生成AI需要が高まる中、コンピューティングの在り方も変化を続けています。Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、コンピュートの選択肢を提供するのみならず、急増する電力をサポートするファシリティサービス、AIモデル開発を効率化するソフトウェア、クラウドサービスまで、幅広く生成AIの活用を支援いたします。本セッションではHPEによる幅広い生成AIに関わるソリューションをコンパクトにお伝えいたします。

16:40

第1日 終了

16:50~18:30

懇親会/会場展示

富士ソフトアキバプラザ 5F レセプションホール)

2023年12月8日(金) 10:30~16:45

10:15

開場

10:30~10:40

挨拶

萩原 孝(PCCC副会長/日本電気株式会社)

10:40~11:10

講演1 「生成AIの研究開発を支援する計算基盤としてのABCIの課題と展望」

高野 了成(産業技術総合研究所)

PDF発表資料(4.49MB)

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概要

ChatGPT等に代表される基盤モデルに基づく生成AIの進展が著しく、大規模な基盤モデルの学習に必要な計算能力は加速度的に増加している。産総研ABCIに対しても、その期待と需要が急速に高まった1年であった。このような生成AIブームに直面して、産総研及びABCIはどのように対応したのか。その成果、課題、そしてABCIの今後の展望について紹介する。

11:10~11:40

講演2 「国内外の大規模言語モデルに関する取り組みについて」

横田 理央(東京工業大学)

PDF発表資料(3.05MB)

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概要

ChatGPTに代表される大規模言語モデルは今後の社会(Society5.0)を駆動する基盤技術であり、そこから派生するAI技術は産業のみならず、医療、教育、行政のあり方を変えていく技術となることが予想される。ただし、このような大規模な学習には膨大な計算資源と独自のノウハウが必要であり、国内でできる人は限られている。本講演では、大規模言語モデルに関する国内外の取り組みについて紹介する。

11:40~13:00

昼休み/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

13:00~13:40

PCCC専門部会発表

13:00~13:10

実用アプリケーション部会

PDF発表資料(1.82MB)

13:10~13:20

HPCオープンソースソフトウェア普及部会

PDF発表資料(479KB)

13:20~13:30

AI・機械学習技術部会

PDF発表資料(1.45MB)

13:30~13:40

HPCクラウド部会

PDF発表資料(185KB)

13:40~14:10

講演3 「PFNにおける大規模言語モデルへの取り組みと計算インフラについて」

坂本 亮(株式会社Preferred Networks)

PDF発表資料(8.38MB)

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概要

Preferred Networks(PFN)は、ABCIを利用して学習を行ったPLaMo-13Bという大規模言語モデル(LLM)を公開している。また同時に、神戸大学と共同開発した深層学習向けアクセラレーターMN-Coreを、原子シミュレーターMatlantisの計算バックエンドとしてサービスに投入している。本講演では、LLMと深層学習向けアクセラレーターについて概要を紹介し、今後のHPCの展望について考える。

14:10~14:40

講演4 「Microsoftにおける生成AIの取り組みとHPC基盤技術」

松崎 剛・五十木 秀一(日本マイクロソフト株式会社)

PDF発表資料(9.62MB)

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概要

Microsoftでは生成AIをAzure OpenAI, M365, Bingなどの領域において取り組んでいます。本講演では、これらのMicrosoft製品における生成AIの活用例や、ChatGPT, GPT-4などのモデル構築の実績のあるプラットフォームであるAzureにおけるModel Parallelismなどによる分散学習などHPC技術を活用した事例を紹介します。また、生成AIで活用されるGPUやInfiniBandなどを用いたMicrosoft AzureのHPC環境の基盤技術と最新アップデートをご紹介します。

14:40~15:10

休憩/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

15:10~16:40

パネル討議「生成AIのいまとこれから」

モデレータ
南里 豪志(九州大学)
パネリスト
  • 高野 了成(産業技術総合研究所)
  • 横田 理央(東京工業大学)
  • 坂本 亮 (株式会社Preferred Networks)
  • 石上 亮介(株式会社サイバーエージェント)
  • 井﨑 武士(エヌビディア合同会社)
  • 松崎 剛 (日本マイクロソフト株式会社)

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趣旨

ChatGPTの登場から1年近くが経過しても、まだまだ落ち着いたとは言えない状況ですが、徐々に生成AIの課題も見えるようになってきました。そこで、特に日本における生成AIの問題点や、これから生成AIの活用を検討される方へのアドバイス、さらに、生成AIの今後の見通しについて議論していただく場として、本パネルを企画しました。このパネルには、生成AIのインフラを提供する側の方だけでなく、実際にモデル作成などに携わられている方、及び生成AIの利用者の立場の方にもご登壇いただきますので、それぞれの立場でのご意見を聞く良い機会になると思います。皆様も、ぜひ議論にご参加ください。

16:40~16:45

閉会挨拶

中島 耕太(PCCC副会長/富士通株式会社)