プログラム

2024年12月5日(木)10:15-16:40

10:00

開場

10:15-10:25

開会挨拶

塙 敏博(PCCC会長/東京大学)

10:25-11:40

PCクラスタプラットフォームの最新動向

10:25-10:50

「Bringing AI everywhere in HPC」

矢澤 克巳(インテル株式会社)

PDF発表資料(3.26MB)

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概要

最新のメモリ技術MRDIMMを採用し強力な演算性能実現するXeon 6、強力なコストパフォーマンスを実現するAI向けアクセラレータGaudi3など最新のHPC/AIデータセンター向け製品を紹介します。さらにHPC/AIデータセンター運用の課題であるサステナビリティーに対する弊社の最新の取り組みをご紹介します。

10:50-11:15

「Advancing AI: AMDのCPU・GPU最新情報」

大原 久樹(日本AMD株式会社)

PDF発表資料(1.96MB)

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概要

Zen 5アーキテクチャを搭載した第5世代AMD EPYCプロセッサ(開発コード名: Turin)の技術概要を紹介します。Turinでは前世代のGenoaとのソケットコンパチブルを維持しつつ大きな性能向上を実現しています。また、データセンター向けGPUではAMD Instinct MI300シリーズを発表してから1年が経ちました。ソフトウェア対応の現在と、今後のハードウェアロードマップについて説明いたします。

11:15-11:40

「サステナブルなコンピューティングのための取り組み」

愛甲 浩史(エヌビディア合同会社)

PDF発表資料(3.96MB)

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概要

生成AIの爆発的需要、ハイパフォーマンス・コンピューティング需要の高まりを背景に計算資源への需要は高まる一方ではあるが、半導体プロセスの進化は鈍化し、計算資源を有するデータセンターやスパコンセンターの消費電力は高まる一方となってしまっている。そのような中、NVIDIAはどのような形で効率化を図り、サステナブルなコンピューティングの実現を目指していくのか、様々な観点からの取り組みについて紹介する。

11:40-13:00

昼休み/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

13:00-14:20

会員発表(1)

13:00-13:20

「NECのアカデミック向け研究情報基盤への取り組み」

平 陽介(日本電気株式会社)

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概要

昨今のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)は、数値シミュレーションに加えて、生成AI・機械学習、大規模データハンドリングなど、複雑で高度なデータ利活用に、その用途は広がりを見せています。NECは、お客さまの変革を成功へ導く価値創造モデル「BluStellar」を今年5月に発表し、このモデルの考えかたに基づいたアカデミック向けトータルプラットフォームソリューションを再定義しました。HPCはもちろん、その周辺システムを含めた「研究情報基盤」の構築から運用・保守までを、これまでに培った技術・ノウハウを活かしてトータルにご支援します。

13:20-13:40

「コンピューティング技術とその応用によるイノベーション創出」

中島 耕太(富士通株式会社)

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概要

本発表では富士通の並列計算基盤技術とその応用によるイノベーション創出に向けた取り組みについて説明する。並列計算技術によるAIの効率的な加速と、コンピューティングとAI双方の組み合わせによるイノベーション創出に向けた取り組みについて説明する。

13:40-14:00

「サーバーの消費電力増加に対するSCSKデータセンターの取り組み」

髙橋 真実(SCSK株式会社)

PDF発表資料(2.46MB)

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概要

近年、サーバーの高性能化がますます進み、サーバー1台当たりの消費電力も増加する一方です。更に生成AIの普及に伴うGPUの導入がこれをさらに加速させ、データセンターでは高電力・高排熱なサーバーの設置の需要が拡大しています。当社では、HPC/GPUなどの高電力・高排熱なサーバーに最適な水冷式の高負荷ハウジングサービスを提供しています。本発表では、この高負荷ハウジングサービスの内容・事例についてご紹介いたします。また、社会の変化に対応し、持続可能な社会・事業の実現に向けた環境問題への取り組みについてもご説明させていただきます。

14:00-14:20

「日立の最新ストレージのご紹介」

北城 直弥(株式会社日立製作所)

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概要

日立ヴァンタラ株式会社の最新ストレージである「Hitachi Virtual Storage Platform One」のご紹介(省電力機能、環境対応を含む)及びAIソリューションの新たなポートフォリオ「Hitachi IQ」のご紹介

14:20-14:50

休憩/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

14:50-16:10

会員発表(2)

14:50-15:05

「Big memory and unified memory supercomputers in CCS」

建部 修見(筑波大学計算科学研究センター)

PDF発表資料(1.56MB)

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概要

CCSで運用しているビッグメモリスーパーコンピュータPegasusは、大規模HPC、データ解析、AIにおいて問題となるメモリ容量不足、ストレージ性能不足に対応するため、最新GPUと不揮発性メモリを搭載している。その最新情報とともに、現在調達を進めているユニファイドメモリスーパーコンピュータPost Cygnusについて紹介する。

15:05-15:30

「最先端共同HPC基盤施設の新スパコンシステム Miyabiの運用開始に向けて/東大情報基盤センターの目指す『計算・データ・学習』とデータ利活用を融合した革新的なスーパーコンピューティング」

塙 敏博(東京大学情報基盤センター)

PDF発表資料(3.56MB)

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概要

筑波大学計算科学研究センターと東京大学情報基盤センターが合同で運営する「最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)」の新スパコンシステムMiyabiについて、2025年1月に迫った運用開始に先立ち、最新状況を報告する。また、東大情報基盤センターでは、これまで取り組んできた「計算・データ・学習」の融合に加えて、データ利活用プラットフォームとしても一体化を諮り、革新的なスーパーコンピューティングを実現しようとしている。本講演では当センターの今後の構想についても述べる。

15:30-15:50

「OCIのサスティナビリティへの取組」

松山 慎(日本オラクル株式会社)

PDF発表資料(2.93MB)

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概要

Oracle Cloud Infrastructureでは、ベアメタルコンピュートサービスとデータセンタワイドのフラットネットワークをベースとした最新の計算リソース、低遅延のRDMA、クラウドストレージなどによる高い性能再現性をお約束する環境が簡単に安価にご利用頂けます。また、SINET接続ではクラウドとオンプレミスの間の転送データ量が "完全に無料" となります。さらに、OCIは計算基盤、データ基盤として多くの他社サービスとの連携も積極的に推し進めております。サステナビリティにも重点を置いたクラウド・ソリューションであるOCIを紹介させて頂きます。

15:50-16:10

「AI時代を支える革新のコンテナスケールアウト・モジュラーデータセンタ方式の次世代統合型グリーン&サスティナブルAIスーパコンピュータの開発と展開」

坂本 裕樹(コアマイクロシステムズ株式会社)

PDF発表資料(8.51MB)

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概要

  1. HPC構成別冷却方式による低PUE対応ヘテロコンテナモジュールデータセンタ
  2. コンテナモジュールの機能的連結による高効率スケールアウトデータセンタ
  3. HPCリソースの最適化構成と運用効率管理によるトータル省エネコントロール
  4. AIパイプライン対応Disaggregated型高性能高効率スケールアウトストレージ
  5. 地域毎エネルギー適用対応による地産地消型の高効率再エネ利用運用の推進
  6. Edge/Gridクラウド及びHybridクラウド方式による高効率負荷機動性に対応

16:10-16:40

PCCC専門部会発表

16:10-16:20

HPCオープンソースソフトウェア普及部会

PDF発表資料(748KB)

16:20-16:30

AI・機械学習技術部会

PDF発表資料(380KB)

16:30-16:40

HPCクラウド部会

PDF発表資料(129KB)

16:40

第1日 終了

16:50-18:30

懇親会/会場展示

2024年12月6日(金)10:15-16:40

10:00

開場

10:15-10:25

挨拶

萩原 孝(PCCC副会長/日本電気株式会社)

10:25-11:05

会員発表(3)

10:25-10:45

「AXEのカスタムLSI設計、ROS2通信ハードウェアIP提供」

竹岡 尚三(株式会社アックス)

PDF発表資料(5.15MB)

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概要

AXEが取り組んでいるエッジAI用コアの紹介とRISC-VなどのオープンソースなCPUコアのカスタム設計サービス、ROS2通信ハードウェアIP の紹介

10:45-10:55

「HPCシステムを絞りつくす」

森本 賢治(Pacific Teck Japan)

PDF発表資料(3.42MB)

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概要

生産に大量の水とエネルギーを、動き出せば巨大な電力を消費するAI/HPCのシステム自体が、リソース収支をゼロにすることは難しい。投入したリソースに対して得られる成果が、社会全体のSDGsにどれだけ利するのかで評価指標とするしかないように思われる。その観点に立ち、導入するシステムから最大限の成果を得るため、過剰な投資を避けつつ時間とリソースを無駄にしないソリューションを紹介したい。

10:55-11:05

「生成AIに必要な技術支援/人材育成サービスから本格検証まで:生成AI検証センターのご紹介」

青木良行(菱洋エレクトロ株式会社)

PDF発表資料(3.25MB)

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概要

生成AIの導入に必要な技術支援や人材育成サービスについて解説します。RYOYOの提供する包括的なAIサービスを通じて、生成AIの本格的な検証と実装を支援する方法を具体例を交えて紹介します。生成AIの活用を最大限に引き出すためのインフラ整備とAI現場導入成功のためのイメージをつかめます。

11:05-11:35

講演1 「S4PSTプロジェクトの取り組み」

Keita Teranishi(Oak Ridge National Laboratory)

PDF発表資料(2.52MB)

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概要

Stewardship for Programming Systems and Tools(S4PST)プロジェクトは、米国エネルギー省(DOE)の先進科学計算研究(ASCR)の次世代科学計算ソフトウェアプログラムの一環で、DOEのエクサスケールコンピューティングプロジェクト(ECP)で開発されたプログラミングフレームワークやランタイムシステムを維持・管理し、次世代の高性能計算システムやアーキテクチャに対応することを目指している。この発表では、10のソフトウェアプロダクトや、AIと従来のHPCを融合したプログラミングフレームワークの開発、ソフトウェアエコシステム、利用者・開発者コミュニティの整備について紹介する。

11:35-13:00

昼休み/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

13:00-13:30

講演2 「富岳NEXTに向けたカーボンニュートラル化への取り組み」

山本 啓二(理化学研究所)

PDF発表資料(3.01MB)

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概要

近年の大規模なHPCシステムは数十MWもの電力を使用しており、今後、サステイナブル(持続可能)な計算基盤を実現するにはHPCシステムの省電力化のみならずデータセンターを含めた脱炭素、カーボンニュートラルに資する取り組みが求められる。文科省「次世代計算基盤に係る調査研究事業」では、次世代のスーパーコンピュータに関する調査研究を実施しており、その中での取り組みとして本発表ではHPCデータセンターのカーボンニュートラル化について紹介する。

13:30-14:00

講演3 「データセンターの先進的な冷却技術」

Jay Rambukpota(ジェイ・ランブックポタ/三菱重工業株式会社)

PDF発表資料(3.88MB)

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概要

データセンターの安定稼働を支えるインフラには、信頼性に加えて高度な処理能力に対応できる革新的な冷却性能や、優れた省エネ性能が求められている。本発表では、持続可能なデータセンターを実現するため、効率的な電源システム、冷却システムをインテグレートする当社のワンストップソリューションを紹介する。

14:00-14:30

講演4 「エネルギー調達・利用の観点から考える将来のデータセンター」

津村 哲史(株式会社NTTファシリティーズ)

PDF発表資料(3.66MB)

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概要

クラウドサービスの拡大に伴い、大規模・高発熱化し成長を続けるデータセンターは、AIサービスの普及によって更なる変化を求められている。AI用途およびHPC用途のITインフラにおいては、ともに高度な計算能力が要求されるため、膨大な電力が必要となる。高度なITインフラを支えるデータセンターにおいて課題となっているエネルギー調達・利用の最適化と環境負荷の軽減について、ファシリティの観点から解決策を探る。

14:30-15:00

休憩/コーヒーブレイク/会場展示コアタイム

15:00-16:30

パネル討議「サステイナブルなHPCに向けて」

モデレータ
塙 敏博(PCCC会長/東京大学)
パネリスト
  • 佐藤賢斗(理化学研究所)
  • 山﨑祥嗣(三菱重工業株式会社)
  • 山本啓二(理化学研究所)
  • 吉田 匡(株式会社NTTファシリティーズ)

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趣旨

HPCを今後も持続可能なものにしていくためには、計算基盤を設置するデータセンターの導入・運用にかかる電力・炭素排出量削減といったハードウェア面でのサステイナビリティ、一方で利用者にとっては、計算基盤のアーキテクチャ、利用環境の変化にも対応できるソフトウェアのサステイナビリティも重要になるでしょう。
本パネルでは、将来の国を支える情報インフラであり続けられるような、サステイナブルなHPCについて幅広く議論したいと思います。

16:30-16:40

閉会挨拶

中島 耕太(PCCC副会長/富士通株式会社)