プログラム
2022年12月5日(月)11:00~17:05
11:00~11:10
開会挨拶
佐藤 三久(PCクラスタコンソーシアム会長/理化学研究所)
11:10~12:25
PCクラスタプラットフォームの最新動向
11:10~11:35
「HPC-AIの革新」
矢澤 克巳(インテル株式会社)
PDF発表資料(7.48MB)
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概要
大きな変革期を迎える今、スピードを産み出す HPC /AIはあらゆる局面で重要性が高まっています。そうした多岐にわたるワークロードに対応するため、プロセッサーのみならずシステムレベルを視野にポートフォリオの大幅な機能拡張を計画しています。エクサスケールの次を見据え、HPC /AI関連の中長期の取り組みをご紹介します。SC22発表内容を含めた最新のアップデートになります。
11:35~12:00
「Zen 4アーキテクチャ搭載AMD EPYC(Genoa)の技術概要」
大原久樹(日本AMD株式会社)
PDF発表資料(6.16MB)
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概要
今年AMDが発表予定の最新Zen 4アークテクチャを搭載した、第4世代AMD EPYC?プロセッサ (開発コード名:Genoa) の技術概要を、ベンチマークの結果とあわせて紹介いたします。 Genoaは昨年のMilan, 今年のMilan-Xに引き続きAMDが市場に投入するデータセンター向け最新サーバー・プロセッサとなります。 5ナノメートルの製造プロセスや多くの最新のテクノロジーを採用したGenoaの圧倒的性能を是非ご確認ください。
12:00~12:25
「NVIDIA コンピューティング & ネットワーキング最新情報」
佐々木 邦暢(エヌビディア合同会社)
PDF発表資料(7.58MB)
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概要
NVIDIAは今年、Hopper及びAda Lovelaceの二つの新しいGPUアーキテクチャを発表しました。本セッションは、これらに基づくH100やL40等のGPUの詳細に加え、NDR InfiniBandに対応するNVIDIA Quantum-2、各種データ処理をCPUからオフロードするDPU、Spectrum-4などのEthernet最新製品、またこれらの性能を引き出すHPC及びAI向けSDKを紹介します。
12:25~13:30
昼休み
13:30~15:10
PCCC会員発表 (1)
13:30~13:50
「SX-Aurora TSUBASA AI機械学習・ビッグデータ高速処理への取組み」
浅田 洋祐(日本電気株式会社)
PDF発表資料(3.33MB)
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概要
AI(機械学習)を用いた画像処理やビッグデータ分析に伴い膨大なデータ処理が課題になっており、高速で効率的なデータ処理がビジネス改革や事業成長に繋がる鍵となっています。AI/ビッグデータ処理の最新動向、及びNECのスーパーコンピュータ技術やノウハウを凝縮した"SX-Aurora TSUBASA"の超高速処理が企業にもたらす新たなビジネス価値について、各業種の事例や最新製品情報をご紹介します。
13:50~14:10
「富士通のHPCシステム技術に対する取り組み」
中島 耕太(富士通株式会社)
PDF発表資料(2.51MB)
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概要
本発表では、富士通のHPCシステム技術に対する取り組みについて説明します。HPCシステムは、従来の科学技術シミュレーションだけでなく、AI計算や最近では量子シミュレーションといった領域へのその用途が拡大しております。本発表では、HPCシステムの用途が拡大する中での最近の富士通の取り組みについて説明いたします。
14:10~14:30
「東大情報基盤センターの目指す『計算・データ・学習』の融合による革新的スーパーコンピューティング」
中島 研吾(東京大学情報基盤センター)
PDF発表資料(4.04MB)
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概要
2021年5月に運用を開始した「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム「Wisteria/BDEC-01」,革新的ソフトウェア基盤「h3-Open-BDEC」の現状,東大情報基盤センターの次世代システムに向けた様々な取り組みについて紹介する。
14:30~14:50
「Pegasus ビッグメモリスーパコンピュータではじまるこれからのデータ科学・ビッグデータAI」
建部 修見(筑波大学計算科学研究センター)
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概要
筑波大学に導入された Pegasus ビッグメモリスーパコンピュータについて紹介します。Intel Sapphire Rapids, NVIDIA H100, Intel Optane不揮発性メモリを搭載し、InfiniBand NDR200 で接続されたスーパコンピュータです。各計算ノードに搭載される不揮発性メモリは 2 TiB でメモリとしても、不揮発性メモリとしても利用可能です。計算ノードのメモリ不足やストレージの遅さに悩まされることはもうありません。また、Pegasus におけるシステムソフトウェアの研究開発についても紹介します。
14:50~15:10
「スーパーコンピュータ「富岳」のソフトウェア環境」
村井 均(理化学研究所)
PDF発表資料(1.75MB)
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概要
2021年3月の共用開始以降、スーパーコンピュータ「富岳」を用いた成果が既に多く報告されている。我々は、富岳のさらなる利用高度化を目指し、様々な取り組みを続けている。本発表では、富岳のソフトウェア環境の高度化、特に、コンパイラを含むプログラミング環境の強化とオープンソースソフトウェアの整備について説明する。
15:10~15:20
休憩
15:20~16:40
PCCC会員発表 (2)
15:20~15:40
「AXEのAIとカスタムCPUコア設計、ROS2通信ハードウェアIP提供」
竹岡 尚三(株式会社アックス)
PDF発表資料(2.92MB)
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概要
AXEが取り組んでいるAI技術の紹介とRISC-VなどのオープンソースなCPUコアのカスタム設計サービス、ROS2通信ハードウェアIP の紹介。
15:40~16:00
「DDN Update for 2023」
橋爪 信明(株式会社データダイレクト・ネットワークス・ジャパン)
PDF発表資料(3.64MB)
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概要
2023年に向けたDDN社のハードウェア及びソフトウェアソリューションをご紹介させて頂きます。
16:00~16:20
「HPC向けOracle Cloud Infrastructure(OCI)最前線」
松山 慎(日本オラクル株式会社)
PDF発表資料(4.28MB)
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概要
OCIは最新のCPU、GPUで構成されるベアメタル、仮想マシンと高速で堅牢なストレージ、それらを繋ぐ帯域・遅延が均一なネットワーク(TCP/IP、RDMA)によりノイジーネイバーを排除しHPC用途に供する高い性能再現性を誇ります。国内2リージョン(東京、大阪)は、SINET経由の転送データ量は無制限に無料となります。PCCC22では最新のOCI HPCの最新動向などを紹介させて頂きます。
16:20~16:40
「Microsoft AzureのクラウドHPCを支える基盤技術」
五十木 秀一(日本マイクロソフト株式会社)
PDF発表資料(3.23MB)
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概要
Microsoft AzureはHPC用途に対応するリソースやソフトウェアを通じて、オンプレミスと同等のハードウェア、パフォーマンス、使い勝手に加えて、クラウドならではの利便性や活用方法を提供しています。Azure HPCの基盤には、最新のCPUやGPU、高速なノード間通信を実現するInfiniBandを採用した仮想マシンとAzure HPCリソースをオーケストレーションするAzure CycleCloudが存在し、Azureのハイパフォーマンスで柔軟性の高いHPC環境を実現しています。本講演では、Microsoft AzureのHPC環境の基盤となる技術をご紹介いたします。
16:40~17:00
PCCC会員発表 (3)
16:40~16:50
「AI/HPC時代を実現するためのソフトウエア紹介:HPCコンテナのデファクトスタンダードSingularity PRO / Enterprise」
森本 賢治(Pacific Teck Japan)
PDF発表資料(1.03MB)
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概要
弊社では創業以来、ジョブスケジューラであるAltair Grid Engineや、並列ファイルシステムのBeeGFS等、HPCインフラを支えるソフトウエアを多数取り扱っております。今回はその中で昨今特にお問合せ・導入の多い、Sylabs社のHPCコンテナSingularityを中心に、最近のトピックをご紹介したいと思います。
16:50~17:00
「HPCに最適化した新しいクラウドサービス HPE GreenLake for HPC」
寺倉 貴浩(日本ヒューレット・パッカード合同会社)
PDF発表資料(1.66MB)
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概要
製造、医療、金融、石油・ガス探査など、あらゆる業種において、HPCがデジタルインサイトを支えています。その基盤として、クラウド活用への期待が高まっていますが、データグラビティやレイテンシの問題など、本格活用を阻む様々な課題があります。この問題に対し、HPEはHPCに最適化した、置き場所に制約のないクラウド、という新しい適用形態でのサービス提供を開始いたします。本セッションではそのサービス内容や解決する課題についてご報告いたします。
17:00~17:05
挨拶
塙 敏博(PCCC副会長/東京大学)
17:05
第1日 終了
17:15~18:30
懇親会
(富士ソフトアキバプラザ 5F レセプションホール)
2022年12月6日(火)10:00~16:10
10:00~10:10
挨拶
中島 耕太(PCクラスタコンソーシアム副会長/富士通)
10:10~10:50
講演1 「超重量級計算はこの先どうなるのか?:気象・気候シミュレーション研究が期待するもの」
八代 尚(国立環境研究所)
PDF発表資料(6.02MB)
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概要
気象・気候予測研究にブレークスルーをもたらすと考えられる「全球1kmメッシュ解像度シミュレーションの定常運用化」という目標は、今や各国の研究機関が目指すマイルストーンとなりつつある。また、統計学的アプローチによる研究や、データ同化・機械学習等のデータ駆動科学を組み合わせたアプリケーション構築はより重要度を増してきている。これらすべての方向性に共通した課題として我々の研究分野に立ちはだかる「データ量・データ移動」の問題は、その重みによってじりじりと研究の歩みを妨げている。本講演では、データ量・データ移動をキーワードに、将来のHPC基盤に期待するトピックについて紹介する。
10:50~11:30
講演2 「ペプチド医薬品の膜透過性向上に貢献する大規模シミュレーション」
秋山 泰(東京工業大学)
PDF発表資料(6.04MB)
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概要
ペプチド医薬品は低分子と抗体の利点を併せ持つため期待を集めているが、細胞膜の透過性が低い点が最大の課題である。我々は228GPUを利用したREST/REUS法で膜透過率を定量的に予測する手法を開発し、合計約70万GPU時間に及ぶ大規模計算を通じて予測値と実験値の相関係数が0.9程度であることを示した。また細胞膜の分子モデルに適量のコレステロールを含ませることが現象の再現に重要なことを発見した。
11:30~13:00
昼休み
13:00~13:30
PCCC専門部会の活動
13:00~13:10
AI・機械学習技術部会
PDF発表資料(293KB)
13:10~13:20
HPCオープンソースソフトウェア普及部会
PDF発表資料(695KB)
13:20~13:30
実用アプリケーション部会
PDF発表資料(2.03MB)
13:30~14:10
講演3 「量子古典融合コンピューティングに向けた量子アルゴリズム開発」
藤堂眞治(東京大学)
PDF発表資料(4.24MB)
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概要
近年、量子デバイス開発の加速により、数十〜数百量子ビットを実際に操作できるようになってきた。一方で、量子機械学習や量子シミュレーションアルゴリズムの研究も進んでいるが、古典計算に対する優位性はまだ明らかではない。本講演では、テンソルネットワークに代表される新しい計算科学の枠組を紹介する。特に、量子計算との深い対応関係と量子古典融合アルゴリズムにおけるボトルネックの解決の可能性について議論したい。
14:10~14:30
休憩
14:30~16:00
パネル討論「次世代HPC計算基盤構築に向けて夢を語ろう」
- モデレータ
-
石川 裕(PCCC会長補佐/国立情報学研究所)
PDF発表資料(521KB)
- パネリスト
-
-
近藤正章(理化学研究所)
PDF発表資料(4.07MB)
-
牧野淳一郎(神戸大学)
PDF発表資料(819KB)
-
天野英晴(慶應義塾大学)
PDF発表資料(2.50MB)
-
塙 敏博(東京大学)
PDF発表資料(1.52MB)
-
近藤正章(理化学研究所)
趣旨を開く
趣旨
10年後のHPC計算基盤構築に向けた調査研究を進めている研究者の方々をパネリストに迎え、どのような設計思想で次世代計算機およびその環境の概念設計を進めているのかお話を伺い、皆様と10年後の次世代計算基盤が花開くのか議論していきたい。
16:00~16:10
閉会挨拶
萩原 孝(PCクラスタコンソーシアム副会長/日本電気)
16:10
閉会
参加費無料(要登録)