PCクラスタコンソーシアム

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PCCCワークショップin大阪2020

主催 PCクラスタコンソーシアム
日時 2020年2月21日(金)09:30~17:00
(予定されていた懇親会の開催を中止しました)
会場 富士通株式会社 関西システムラボラトリ セミナールームB
大阪市中央区城見2丁目2−6 〒548-8514
定員 70名
参加費 無料
参加申込締切 2020年2月14日(金)正午
※事前参加申込受付は終了しました。
 参加をご希望の方は、当日会場受付にお越し下さい。

開催趣旨 「来たるべきSociety 5.0時代に向けて」

Society5.0とは、ビッグデータやAIを現実世界に取り込み、持続的な経済的発展と社会的課題解決を両立させる超スマート社会を目指したもので、PCクラスタはそのような社会の実現を支える重要なインフラ技術です。

本ワークショップでは、12月のシンポジウムに引き続き「Society 5.0」をテーマに、異なるコミュニティーとの交流をより活発化していく契機となるプログラムを組み、議論を行います。

午前は、PCCCのシステムソフトウェア技術部会とHPC‐オープンソースソフトウェア普及部会によるミニチュートリアル、午後は恒例のPCCCプラットフォームの最新動向について3社による発表、GPUの医用画像応用、スパコン「富岳」、Domain Specific Architecture、と盛り沢山な内容です。

プログラム

2月21日(金)

09:00 開場、受付開始
09:30~10:30

チュートリアル1 システムソフトウェア技術部会

「新しい並列実行モデル Process-in-Process (PiP) のプログラミング」

堀 敦史(理化学研究所)

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新しいノード内並列実行モデルである Process-in-Process(PiP)について、実際のプログラミングを通じて解説する。C プログラミング言語の経験者が対象。

10:30~12:00

チュートリアル2 HPC-オープンソースソフトウェア普及部会

「Post Peta CRESTで開発したH行列ライブラリHACApK」

10:30~11:20

ライブラリと使用法について

伊田 明弘(東京大学)

講演概要を開く

HACApKは、境界要素法(積分方程式法)に基づくシミュレーションを大規模化・高速化するためのオープンソースライブラリである。
HACApKで採用されているH行列法は、境界要素法の計算に必要な密行列を近似し、必要メモリ量・計算量をO(N^2)からO(N log N)に軽減させ、さらに分散メモリ計算システム向けに並列化が施されている。
このチュートリアルでは、ライブラリの使用方法について説明するとともに、実問題への適用例およびH行列法の近似原理について紹介する。

11:20~12:00

利用事例について

安宅 正(富士通株式会社)

講演概要を開く

HACApKライブラリの磁気デバイス解析への適用事例を紹介する。マイクロマグネティックシミュレーションは磁性体全般を扱う解析手法の一つであり広く利用されているが、磁化の静磁相互作用を計算するのに非常に長い時間を必要とし大きな問題となっている。 本発表ではHACApKライブラリをベースに静磁相互作用計算にH行列を適用し、メモリやセンサーなどの実デバイスを解析した事例を紹介する。

12:00~13:30 昼休み
13:30~15:00

PCクラスタプラットフォームの最新動向

13:30~14:00

「インテルHPC最新技術アップデート」

石橋 史康(インテル株式会社)

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Intel HPC関連製品全般の紹介、特に従来のメモリー/ストレージ階層の概念を打ち破りメモリーとストレージのギャップを埋めコストを抑えながらパフォーマンスと効率の向上を実現するインテル Optane DC パーシステント・メモリー(DCPMM)およびDCPMMの特性を最大限に活用した新しい分散オブジェクトストレージ「DAOS(Distributed Asynchronous Object Storage)」をご紹介させていただきます。

14:00~14:30

「AMD最新サーバプロセッサ EPYC 7002 シリーズ (コードネーム:ROME) の技術概要」

吉田 圭二(日本AMD株式会社)

講演概要を開く

2019年8月にAMDが市場に投入した最新サーバプロセッサEPYC7002シリーズ(コードネーム:ROME)は、これまでにないチップレット技術を採用し最大64コア/CPUの高密度を実現した最新プロセッサです。
本講演では"ROME"の技術概要と他のサーバプロセッサと比べた優位性を説明します。また、"ROME"搭載サーバ製品のラインアップとHPC分野での事例を紹介させていただきます。

14:30~15:00

「エクサスケールに向けたIn-Network Computingテクノロジとその効果」

愛甲浩史(メラノックステクノロジーズジャパン株式会社)

講演概要を開く

ビッグデータ解析、ディープラーニングなど、より大規模かつ実際の処理能力が高いクラスタへの期待は高まる一方ですが、大規模なクラスタが効率よく性能を発揮するには、スケール効率を阻害する要因となる問題を解決しなければなりません。
メラノックスのIn-Network Computing技術は、この問題に対しての一つの解となります。ここでは、その基本的な考え方や動作を始め、アプリケーション等における実際の性能への影響などの最新のデータと共にその高い能力をご紹介いたします。

15:00~15:30 休憩
15:30~16:00

講演1

「GPUによる高速並列レンダリングと遺伝的アルゴリズムを用いた医用画像レジストレーション」

大竹 義人(奈良先端科学技術大学院大学)

高尾 正樹(大阪大学大学院医学系研究科)

菅野 伸彦(大阪大学大学院医学系研究科)

佐藤嘉伸(奈良先端科学技術大学院大学)

講演概要を開く

われわれは医用画像を用いた人体計測システムの開発と手術支援への応用を行っている。本講演では、術前に撮影したCTやMRIなどの三次元医用画像で行った手術の計画を、術中にリアルタイムに得られる二次元X線投影像に位置合わせし、現状と照らし合わせながら確認するための画像対応付け(レジストレーション)手法を紹介する。三次元画像からの投影画像生成プロセスのシミュレーション(高精度なボリュームレンダリング)の高速化・並列化と、目的関数の並列評価が可能な遺伝的アルゴリズムによる数値最適化を組み合わせ、画像中のノイズや手術器具などの外乱に対して頑健な手法を提案した。本講演では、同様の手法の応用例として、X線動画像による筋骨格動態の四次元的な解析例や、CT画像からの筋肉微細構造(筋線維走行)推定についても紹介し、並列演算ハードウェアの高性能化が医用画像処理にもたらす変革について展望する。

16:00~16:30

講演2

「スーパーコンピュータ『富岳』の概要」 

石川 裕(理化学研究所/PCクラスタコンソーシアム 会長)

講演概要を開く

スーパーコンピュータ「京」の後継機である「富岳」のプロトタイプシステムは2019年11月のGreen500(省エネ性能による世界ランキング)で1位となった。2019年12月からは実機の設置が始まっている。本講演では「富岳」のハードウェア・ソフトウェアの概要を紹介する。

16:30~17:00

講演3

「Domain Specific Architecture は今どこまで来ていて、これからどこに向かうか」

安田 豊(京都産業大学)

講演概要を開く

2018年のGoogle I/Oで、John HennessyはこれからのコンピューティングはDSA - Domain Specific Architectureに あると指摘しました。
このスピーチではまさに今進行中のDSAの事例を二つ、つまりオープン・ソースなハードウェアであるRISC-Vのムーブメントと、Cerebrasのウェファー・スケールCPUについて紹介し、これから起こる未来の展望を試みます。

(予定されていた懇親会の開催を中止しました)

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