AI・機械学習技術部会 第3回ワークショップ
「深層学習の応用事例とデータ処理インフラ」

主催 PCクラスタコンソーシアム AI・機械学習技術部会
日時 2022年8月5日(金)14:20~17:10
開催形式 Zoomによるオンライン会議
参加費 無料参加登録受付は終了しました。

開催趣旨

AI・機械学習を用いた創薬や映像処理の重要性は増す一方で、必要とされるデータ量は増加の一途をたどっています。前回のワークショップでは、主にそれらの大規模データを高帯域のインフラに格納し活用する技術等を取り上げましたが、それに加えデータをGPUなどの演算器に高速に届ける技術も重要となります。
このワークショップでは、これらに焦点を当て、業界における最先端の取り組みを、ご講演いただきます。

プログラム

14:00 開場
14:20 ~14:30

開会挨拶

遠藤敏夫(AI・機械学習技術部会 部会長/東京工業大学)

14:30 ~15:05

講演1

「GPU-Direct SQLでつくるIoT/M2Mログ分析システム」

海外浩平(ヘテロDB株式会社)

講演概要を開く

データサイズが巨大に膨らみがちなログデータ分析の領域においては、データの収集、DBへのインポート、分析クエリの実行に至る一連のプロセスにも、相応の工夫が必要となります。本セッションでは、IoT/M2MログデータをFluentdで収集し、Apache Arrowデータ形式を介してこれをDBにインポートし、さらにPG-StromのGPU-Direct SQLを用いて分析する方法について、その要素技術も含めてご紹介します。

15:05 ~15:40

講演2

「ヘテロジニアス計算環境におけるヘルスケアAIの開発事例」

種石慶(理化学研究所)

講演概要を開く

近年の深層学習モデル大規模化の流れを受けて新たなAIアクセラレータが提案されている。今後必要性が高まるAI研究開発者のヘテロジニアスコンピューティングへの対応についてヘルスケア分野におけるAI応用の事例から紹介する。

15:40 ~15:50 休憩
15:50 ~16:25

講演3

「GPUDirect Storage 最新情報」

佐々木邦暢(エヌビディア合同会社)

講演概要を開く

GPUとストレージデバイス間での直接転送を可能にするGPUDirect Storage (GDS)。本セッションでは、GDSの構成要素やシステム構成、cuIO APIの概要、DALIやcuDF等のGDSを利用する高レベルライブラリ、そして性能改善の実例など、すぐに役立つ情報をお伝えします。

16:25 ~17:00

講演4

「2022年コンピュータビジョン分野のトレンド」

片岡裕雄(産業技術総合研究所) 

講演概要を開く

深層ニューラルネットワーク(DNN)が提案され、第三次AIブームとなってから10年でコンピュータビジョンはどのように変遷してきたか、という流れを外観します。特に、DNNアーキテクチャ、物体検出/セグメンテーション、動画認識、画像生成、基盤モデルなど、最近重要視されている複数のトピックについて触れます。

17:00 ~17:10

閉会挨拶

愛甲 浩史(AI・機械学習技術部会 副部会長/エヌビディア合同会社)