PCクラスタコンソーシアム AI・機械学習技術部会キックオフワークショップ

主催 PCクラスタコンソーシアム
日時 2021年12月2日(木)14:30~17:00
会場 オンライン(Zoom)
参加費 無料
参加申込締切 事前参加登録の受付を終了しました。

開催趣旨

AI・機械学習やその実用化の流れが加速する中、大規模な処理に応えうるプラットフォームとしてのHPCクラスタシステムにも注目が集まっている。しかし旧来のHPCクラスタは、必ずしもAIや機械学習の利用に適してはおらず、こういった用途の拡大に適合するHPCクラスタの設計、運用技術の進展は、今後のHPCクラスタの発展にとっても不可欠なものとなっている。
このワークショップでは、先行してこのような取り組みを行ってきた先駆者の方々にその経験や見えてきた課題を共有いただくとともに、HPCクラスタのAI・機械学習における利用をする際のインフラとしての勘所を明らかにしていく。

プログラム

14:30~14:40

開会挨拶

遠藤敏夫(東京工業大学)

14:40~15:30

セッション1

「HPCシステムにおけるAI・ML活用の現状と課題~産総研ABCIの事例を中心に~」

座長:高野 了成(産業技術総合研究所)

講演概要を開く

産総研ABCIは、世界最大規模の人工知能処理向け計算インフラストラクチャとして、2018年8月の運用開始以降、産学官のユーザによって様々な研究開発に活用されている。本セッションでは、ABCIの活用事例に加えて、AI・ML用途における HPCシステムへの期待と課題について議論する。

14:40~14:50

はじめに

高野 了成(産業技術総合研究所)

14:50~15:00

事例紹介(1) 株式会社日立製作所

清水 正明(株式会社日立製作所)

15:00~15:10

事例紹介(2) 株式会社パスコ

島崎 康信(株式会社パスコ)

15:10~15:20

事例紹介(3) WOTA株式会社

兼村 厚範(WOTA株式会社)

15:20~15:30

Q&A

15:30~16:00

セッション2

「TSUBAMEスーパーコンピュータのAI・ビッグデータ対応と展望」

遠藤 敏夫(東京工業大学)

講演概要を開く

東工大では現在TSUBAME3.0スーパーコンピュータを運用しており、ビッグデータ処理向けの省エネスパコンを謳っている。本システムの概要および、AlphaFoldなどの直近のAI利用における現状と課題を述べ、さらに次世代TSUBAME4.0スパコンに向けた状況を解説する。

16:00~16:10 休憩
16:10~16:50

セッション3

「インフラに見るHPCとAI・機械学習」

エヌビディア合同会社

講演概要を開く

HPC環境においてAI,DLを活用するためには従来HPCが追求してきた高速なCPU,GPUによる計算の高速化というものだけではなく大規模かつ非構造型のファイル等をAIのインプットデータとして高速に計算リソースに展開することも必要なる。こうしたことから従来の計算を早くするというHPC視点だけではなくマルチなAI計算処理全体を考慮したシステムをHPC環境で実現するためのインフラ面でのポイント等についてご説明させて頂きます。

16:50~17:00

閉会挨拶

愛甲 浩史(エヌビディア合同会社)