第95回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会
「ライブラリ利用:科学技術計算の効率化入門」(3月13日~14日)

主催 東京大学情報基盤センター
共催 PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)
日時
2018年3月13日(火) 10:30~17:00
3月14日(水) 10:30~17:45
会場 東京大学情報基盤センター 4階413遠隔会議室
受講資格 スパコン利用にあたっては別途手続きが必要です(下記講習会HP参照)。
FortranまたはC言語によるプログラミング経験、UNIXの経験があることが望ましい。最低限emacsまたはvi等によりファイルの編集をできる必要があります。
受講料 無料
定員 30名
講習会HP 詳しくはこちらをご覧ください。

開催趣旨

情報基盤センター(以降、センター)に設置されたスーパーコンピューターの利用促進と並列プログラミング技術の普及を目的として、数値計算ライブラリ利用による科学技術計算の効率化入門講習会を実施します。受講料は無料です。

本講習会は、数値計算ライブラリ利用により科学技術計算を効率的に行うための講習会です。厳選した実用的な数値計算ライブラリの解説や効率的なジョブ投入方法の紹介を行います。また、簡単な数値計算プログラムを用いたシミュレーションの基本的な流れを体験することができます。

お手元のプログラムを高速化・並列化するためのヒントをお探しの方、スーパーコンピューターへのジョブ投入を効率的に行うことにより研究期間を短縮したい方に、是非受講をお勧めいたします。

数値計算ライブラリ利用に関する知識・経験は必要ではありません。Oakforest-PACSFX10(Oakleaf-FX)およびReedbush(Reedbush-U)スーパーコンピュータシステムを用いた実習もあります。

プログラム

3月13日(火)

10:00 - 10:30 受付
10:30 - 12:30

ノートパソコンの設定、テストプログラムの実行など(演習)

  • コンパイルの仕方
  • バッチジョブシステムの使い方
  • MPI実行
14:00 - 17:00

Xcryptを用いたジョブ並列処理(座学&実習)

  • Xcryptの基本説明
  • スクリプト記述,ジョブ投入・確認・中止(実習)
  • 応用例・パラメータスイープ(実習)
  • 他のスパコン環境での利用(実習)
  • より高度な機能の紹介

3月14日(水)

10:30 - 12:00

プログラム実習(BLAS, LAPACK、ScaLAPACK)& 座学

  • BLAS、LAPACK、ScaLAPACK の説明
  • BLAS の利用法と実習(行列‐行列積:DGEMM 関数)
  • LAPACK、ScaLAPACK の利用法と実習
13:30 - 15:30

ppOpen-HPCを用いたシミュレーション体験(座学&演習)

  • ppOpen-HPCの概要説明
  • シミュレーション基本的流れ体験(実行、プロファイラによる解析、可視化)
    -3D 熱伝導シミュレーション+ppOpen-MATH/VIS+プロファイラ
15:45 - 17:45

階層型行列法とHACApKライブラリ(座学&演習)

  • 階層型行列法(H行列)の概要
  • ppOpen-APPL/BEM+HACApKを用いた静電場解析の実習

東京大学情報基盤センターでは様々な並列プログラミング講習会を企画しております。
詳細は下記をご覧ください。
http://www.cc.u-tokyo.ac.jp/support/kosyu/