並列プログラミング講習会「ライブラリ利用:科学技術計算の効率化入門」(2月28日、3月1日)

主催
共催
東京大学情報基盤センター
PCクラスタコンソーシアム(PCクラスタ実用アプリケーション部会)
日時 2017年2月28日(火) 10:30~17:00、3月1日(水) 10:30~17:45
会場 東京大学情報基盤センター 4階 413遠隔会議室
受講資格 特になし、企業所属の方はスパコン利用にあたって別途手続きが必要です。(下記講習会HPを参照)
最低限emacsまたはvi等のエディタによりファイルの 編集ができる必要があります。
受講料 無料
定員 50名(先着順)
講習会HP: 詳しくはこちらをご覧ください

 本講習会は、数値計算ライブラリ利用により科学技術計算を効率的に行うための講習会です。
実用的な数値計算ライブラリの解説や効率的なジョブ投入方法の紹介を行います。 また、簡単な数値計算プログラムを用いたシミュレーション基本的流れを体験することができます。
 お手元のプログラムを高速化・並列化するためのヒントをお探しの方、スパコンへのジョブ投入を効率的に行うことにより研究期間を短縮したい方に、是非受講をお勧めいたします。
数値計算ライブラリ利用に関する知識・経験は必要ではありません。
FX10(Oakleaf-FX)およびReedbush(Reedbush-U)スーパーコンピュータシステムを用いた実習もあります。

2月28日(火)

10:00 - 10:30 受付
10:30 - 12:30 ノートパソコンの設定、テストプログラムの実行など(演習)
・ コンパイルの仕方
・ バッチジョブシステムの使い方
14:00 - 17:00 Xcryptを用いたジョブ並列処理(座学&実習)
・ Xcryptの基本説明
・ スクリプト記述,ジョブ投入・確認・中止(実習)
・ 応用例・パラメータスイープ(実習)
・ 他のスパコン環境での利用(実習)
・ より高度な機能の紹介

3月1日(水)

10:30 - 12:00 プログラム実習(BLAS, LAPACK、ScaLAPACK)& 座学
・ BLAS、LAPACK、ScaLAPACK の説明
・ BLAS の利用法と実習(行列‐行列積:DGEMM 関数)
・ LAPACK、ScaLAPACK の利用法と実習
13:30 - 15:30 ppOpen-HPCを用いたシミュレーション体験(座学&演習)
・ ppOpen-HPCの概要説明
・ シミュレーション基本的流れ体験(実行、プロファイラによる解析、可視化)
  -3D 熱伝導シミュレーション+ppOpen-MATH/VIS+富士通詳細プロファイラ
15:45 - 17:45 階層型行列法とHACApKライブラリ(座学&演習)
・ 階層型行列法(H行列)の概要
・ ppOpen-APPL/BEM+HACApKを用いた静電場解析の実習

その他,当センターでは様々な並列プログラミング講習会を企画しております。
詳細は下記をご覧ください。
http://www.cc.u-tokyo.ac.jp/support/kosyu/