筑波大学計算科学研究センター
筑波大学計算科学研究センターのスーパーコンピュータと学際計算科学の最前線
筑波大学計算科学研究センターでは、科学諸分野と計算機科学分野の協働・融合を軸とした「学際計算科学」を推進し、超高速計算機システム技術の開発を行うと共に、科学の諸領域における超高速シミュレーションおよび大規模データ解析や情報技術の革新的な応用方法の研究を行う、コ・デザインと呼ばれる研究手法を続けています。このコンセプトは現在の超高性能・超大規模コンピュータ開発の礎となっています。2019年度からGPUとFPGAを組み合わせて相補的に利用することを世界で初めて実用化した画期的な多重複合型演算加速システムCygnusを実現,運用開始しました。2022年度にはビッグデータ・AI向けのビッグメモリ・スーパーコンピュータPegasusの運用を開始しました。25年1月には、東京大学情報基盤センターと共同で設置する最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)の最新システムMiyabiの運用も開始します。
テーマ1:スーパーコンピュータMiyabi
Miyabiは、最先端共同HPC基盤施設(JCAHPC)が導入する最新システムで、NVIDIA社によるGH200 Grace-Hopper Superchipを搭載した計算ノード1,120ノード(Miyabi-G)と、Intel社によるXeon Max 9480を2基搭載した計算ノード190ノード(Miyabi-C)をInfiniBand NDR200で結合した、80.1 PFLOPSを有する超並列クラスタ型スーパーコンピュータです。
25年1月から運用を開始するMiyabiについて紹介します。
テーマ2:スーパーコンピュータCygnus / Pegasus
Cygnusは、GPUとFPGAの混載により、これまでGPUだけでは効率的な計算が難しかったアプリケーションの性能を高め、これからの時代のstrong scaling並列処理に対応する演算加速技術の確立を目指すことを目的とし、開発運用されています。
Pegasusは、次世代のビッグデータ・AI・大規模計算科学のためのスーパコンピュータの実現を目指し、不揮発性メモリを積極的に用い、さらなる高性能並列処理を実現するシステムです。
これらの世界でも類を見ないチャレンジングなシステムを紹介します。
テーマ3:学際計算科学による最新の研究成果
筑波大学計算科学研究センターは、コ・デザインに基づくスーパーコンピュータCygnus (PACS-X)の運用を行っています。また、素粒子物理、宇宙物理、原子核物理、量子物性、生命科学、地球環境、高性能計算機システム、計算情報学の8つの研究部門があり、各部門間での研究連携や、学内外、国内外での共同研究が活発に行われています。ここでは各部門の研究成果を紹介します。
シンポジウム会場の発表時間
12月5日(木)14:50-15:05
「Big memory and unified memory supercomputers in CCS」
建部 修見(筑波大学計算科学研究センター)
現地会場展示のご案内
PCCC24会場展示に参加します。
お気軽にお立ち寄りください。
現地展示は終了しました。
その他の発表・展示のご案内
問い合わせ先
筑波大学計算科学研究センター
広報・戦略室 関谷薫
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- URL
- https://www.ccs.tsukuba.ac.jp/
- ※シンポジウムではSlackでの質疑を受け付けています。Slackアカウントは「pccc-events」です。