PCクラスタワークショップ in 神戸

主催 PCクラスタコンソーシアム
会場 理化学研究所計算科学研究機構
6階 講堂
参加費 無料
定員 100名
事前登録 締め切りました

開催趣旨

 PCクラスタコンソーシアムでは、理化学研究所計算科学研究機構にて、PCクラスタワークショップ in 神戸を開催いたします。
 午前中は、この地に建設中の次世代スパコン「京」の最新状況に加え、「京」の運用、計算科学のブレイクスルーを目指し、新たに設立された計算科学研究機構(AICS)での研究紹介を行います。
 午後からは、新機構の施設見学に加え、大規模並列システムに必須のストレージシステムに関する講演やHPCプラットフォームの動向、さらには、コンソーシアム会員企業の取り組みをご紹介と、最新のPCクラスタを取り巻く技術動向が満載のワークショップです。

 皆さんのご来場をお待ちしています。


会場:理化学研究所計算科学研究機構6階講堂
 
プログラム

2月18日(金)

  • 10:30~10:40 オープニング
    石川 裕 (PCクラスタコンソーシアム/東京大学)
     
  • 10:40~11:10 京速コンピュータ「京」の最新状況
    黒川 原佳 (理化学研究所) 講演要旨 発表資料
     
  • 11:10~11:30 ペタスケールシステムを使いこなすプログラミング環境を目指して
    佐藤 三久 (理化学研究所/筑波大学) 発表資料
    計算科学研究機構で運用される京コンピュータは、数十万のプロセッサ(1つのコンピュータの単位)が結合された大規模計算システムです。プログラミング環境研究チームでは、このような大規模な並列システムを使いこなして計算科学の研究を行うための、プログラミングの方法やプログラミング言語・モデルと、性能をチューニングするためのツールなど、高並列なアプリケーションプログラムの生産性の向上を目指した研究開発を行います。
     
  • 11:30~11:50 ポストペタスケールシステムソフトウェアの研究
    石川 裕 (理化学研究所/東京大学) 
    2015年前後に出現するであろう100ペタフロップス級マシンで採用されるハードウェア構成を想定し、ハードウェア部品数を減らし低消費電力かつ耐故障を可能とするシステムソフトウェア実現に向けた取り組みを紹介します。
     
  • 11:50~12:20 計算科学研究機構(AICS)施設見学(午前の部)
    堀 敦史 (理化学研究所)
     
  • 11:50~13:40 昼休み
     
  • 13:10~13:40 計算科学研究機構(AICS)施設見学(午後の部)
    堀 敦史 (理化学研究所)
     
  • 13:40~14:20 TSUBAME2.0のペタスケールデータ処理基盤
    佐藤 仁 (東京工業大学) 発表資料
    2010年11月に東京工業大学で運用を開始したスーパーコンピュータであるTSUBAME2.0のステージ構成(Lustre, GPFS, SSD, RENKEI-PoP, etc.)及び、データ処理用ソフトウェア(Gfarm, Hadoop, GXP, etc.)の整備状況について紹介します。
       
  • 14:20~14:50 AMD OpteronプラットフォームおよびBulldozerの最新情報
    林 淳二 (日本AMD株式会社)
    AMDのサーバープロセッサであるOpteron™は常に市場のニーズを先取りして、革新的なソリューションをエンタープライズ市場やハイパフォーマンス・コンピューティングの分野において展開してきました。現在のAMDのCPUとGPUのソリューション、そして今後発表するBulldozerコアやヘテロジニアス・コンピューティングに関するAMDの最新情報を参加者にわかり易く説明させて頂きます。
     
  • 14:50~15:20 コーヒーブレーク
     
  • 15:20~17:00 企業発表
    • 15:20~15:40 住商情報システム株式会社 小林 裕之
      「DDN ストレージシステムのご紹介」 発表資料
      CPUにおけるマルチコア化や GPGPU によるアプリケーションの高速化などには常に注目が集まりますが、システムにおける IO の重要性が高く評価されているとは言えません。DataDirect Networks (DDN) のストレージ製品は、実利用で高速なスループットと IOPS をご提供いたします。今回は、 DDN の製品、ソリューションをご紹介いたします。
       
    • 15:40~16:00 株式会社日立製作所 清水 正明
      「日立のテクニカルコンピューティングへの取り組み」 発表資料
      日立製作所のテクニカルサーバおよびサーバラインナップについてお話 し ます。
       また、日立社内適用を含むGPUコンピューティングへの取り組みや評価状況についてお話します。
       
    • 16:00~16:20 株式会社ベストシステムズ 西 克也
      「バイオインフォマティクスを加速するConvey社HC-1システム」 発表資料
      米国Convey社のPCクラスタソリューションは、アクセラレータにFPGAを搭載したシステムです。
      VelvettやBLAST等バイオインフォマティクスのソリューションを提供しています。
       
    • 16:20~16:40 富士通株式会社 久門 耕一
      「富士通のPCクラスタへの取り組み」
      PCクラスタ技術はここ10年の間に飛躍的な進歩をとげた。例えば、CPUの高周波数化、マルチコア化、64ビット化、インタコネクトも FastEther (100Mbps) から InfiniBand QDR (32Gbps)まで。過去のPCクラスタシステムを振り返り、現在までのトレンドから見た今後のPCクラスタ技術の課題を述べる。
       
    • 16:40~17:00 日本電気株式会社 島本 浩樹
      「HPCクラスタシステムへの取り組み」
      NECでは、HPCクラスタシステムで必要とされる様々なコンポーネントを組み合わせ、お客様の利用状況やアプリケーションに合わせた最適システム/ソリューション「LXシリーズ」を提供しています。そのサーバの最適ラインナップやアプリケーションの評価状況についてお話します。
        
  • 17:00   クロージング
     
  • 17:10~  懇親会 (会費1,000円) 

施設見学会につてのお願い

午前と午後の2グループでの見学を計画しておりますので、いづれか希望のグループにエントリーください。
各々のグループで定員になり次第締め切りますので、もう一方が空いている場合もございます。もし、見学会で満員の表示が出た場合には他のグループにエントリしてみてください。