SCore-D


SCore-D はクラスタのシングルシステムイメージを提供するユーザレベル並列オペレーティングシステムです。

scoredscout(1) 環境内で起動される必要があり、クラスタのホストグループを想定した環境で動作します。scored はユーザが scrun(1) を用いて並列プログラムを起動した場合にも暗黙のうちに呼び出されます。この場合、scored はシングルユーザモードで動作します。scored は明示的に起動された場合には複数ユーザモードで動作します。

scored はプロセッサやネットワークなどの各種クラスタリソースを管理します。ユーザジョブのスケジューリングは scored の主要な仕事の一つです。scored はユーザジョブを "時空間分割スケジューリング" 方式でスケジューリングします。複数のユーザジョブが、より高いスループットとより短いレスポンスタイムを得るために時間および空間において多重化されます。このようなスケジューリング方式のため、ユーザは自分のジョブをどこで実行させるか明示的に指定することはできません。

SCore-D の実行例については以下の節を参照してください:


PCCC logo PCクラスタコンソーシアム

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.