RSH-ALL(1)
USER COMMANDS
RSH-ALL(1)
名称
rsh-all - 指定されたマシンに rsh を行います

書式
rsh-all [option] command argument...
rsh-all -help

解説
rsh-all は指定された全てのホスト上で command を実行します。

ターゲットのノードは -g オプションで指定されます。

rsh-all では以下のオプションが利用できます:

-g hostgroup
リモートコマンドを実行するノードグループのリストを指定します。 hostgroupscprehosts で解釈されます。 クラスタデータベースサーバにアクセスするためにシェル環境変数 SCBDSERV が設定されていなければなりません。

-i input-file
command の入力を input-file からリダイレクトします。filename として - が指定された場合には標準入力が使用されます。-i オプションが省略された場合、標準入力は使用されません。例として、
"echo hello | rsh-all -g host1+host2 -i - cat" はホスト host1 および host2 上で "hello" と表示します。
-j number-of-job
一度に実行するホストを number-of-job にします。 省略すると 150 になります。

-P
このオプションが指定されない場合、rsh-all は各 rsh の出力行の始めにホスト名を表示し、コマンドの標準エラー出力を標準出力にリダイレクトします。
このオプションが指定された場合には、各行の始めのホスト名は抑制され、標準エラー出力はリダイレクトされません。

-q
rsh-all は通常各 rsh コマンドが起動されるときにホスト名を表示します。このオプションはこれを抑制します。

-s
rsh-all は通常 rsh を全てのノード上で同時に起動します。このオプションが指定されると、rsh-all は rsh を順次起動するようになります。

-help
ヘルプメッセージを表示して終了します。

環境変数
SCBDSERV
-g オプション使用時にはクラスタデータベースサーバにアクセスするため SCBDSERV を設定する必要があります。
SCORE_RSH
リモートホストでコマンドを実行するときに使用するコマンドを指定します。 SCORE_RSH が設定されていないときは rsh を使用します。

ファイル
(INSTALL_DIR)/etc/scorehosts.db
クラスタデータベースコンフィギュレーションファイル

関連項目
scorehosts(1) scorehosts.db(5), scoreboard(8), scout(1)

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.