第52回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会「ライブラリ利用:高性能プログラミング初級入門」

共催 東京大学情報基盤センター
PCクラスタコンソーシアム(PCクラスタ実用アプリケーション部会)
日時 2016年2月3日(水) 10:30~17:30、4日(木) 10:30~17:45
会場 東京大学情報基盤センター 4階 413遠隔会議室
参加費 無料
定員 50名(状況によりこれより少ない人数で打ち切ることがあります)
講習会HP: 詳しくはこちらをご覧ください

■開催趣旨

 東京大学情報基盤センターのスーパーコンピューター利用促進と並列プログラミング技術の普及を目的として、基本的な数値計算ライブラリの使い方、ppOpen-HPCによる並列プログラミング講習会を実施します。
 受講料は無料です。

 ppOpen-HPC(http://ppopenhpc.cc.u-tokyo.ac.jp/)はJST 戦略的創造研究推進事業CREST研究領域「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフトウェア技術の創出」の一環として実施されている「自動チューニング機構を有するアプリケーション開発・実行環境(研究代表:中島研吾(東京大学情報基盤センター))」において開発されています。
 本講習会は、ppOpen-HPCの実習を含む講習会です。(2日目が相当します)

 企業に所属する方も参加できます。
 企業の技術者・研究者の方は奮ってご参加ください。
 なお、平成24年4月から開始された、FX10企業利用者向け有償トライアルユース(パーソナルコース相当、上限3ヶ月)では、お試しアカウント付き講習会の受講が義務づけられています。本講習会はその対象となります。
 企業に所属する研究者・技術者の方は、別途「アカウント使用申込書」を提出していただきます。詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

■講習会のHP

 http://www.cc.u-tokyo.ac.jp/support/kosyu/52/

■講習会プログラム

2月3日(水)

10:00 - 10:30 受付
10:30 - 12:30 ノートパソコンの設定、テストプログラムの実行など(演習)
・ コンパイルの仕方
・ バッチジョブシステムの使い方
・ ピュアMPI実行
・ ハイブリッドMPI実行
14:00 - 15:30 並列プログラミングの基本(座学)
・ 並列計算機の分類、並列プログラミングモデル
・ 性能評価指標:台数効果とは
・ アムダールの法則とは
・ データ分散方式:1次元分散、2次元分散、ブロック分散、サイクリック分散
・ 数値計算における実例:行列-ベクトル積、行列-行列積の並列化
15:45 - 17:30 プログラム実習Ⅰ(BLAS)(演習)
・ BLASとは
・ LAPACKとは
・ ScaLAPACKとは
・ GOTO BLASとは
・ BLASの利用法と実習(行列‐行列積:DGEMM関数)

2月4日(木)

10:30 - 12:30 プログラム実習Ⅱ(LAPACK、ScaLAPACK)(演習)
・ 粒子間熱伝導問題
・ LAPACKの利用法と実習
・ ScaLAPACKの利用法とテストプログラム実行
14:00 - 15:00 ppOpen-HPCの概要(座学)
15:15 - 17:45 差分法による弾性波動並列シミュレーション (ppOpen-APPL/FDM)(演習)
・ ppOpen-APPL/FDMによる弾性波動シミュレーション
・ 利用方法と実習