scorecxx

SCore のための C++ コンパイラドライバ

SYNOPSIS

scorec++ [option,,,]

scorec++ コマンドは SCore のために C++ 言語のソースファイルをコンパイルし、その言語のために必要なオブジェクトファイルをリンクします。

標準的な CC ドライバの大抵のオプションは scorec++ で使用できます。

-script script: 省略時の設定として script のものを使用します。
-compiler compiler
--compiler compiler: バックエンドの C++ コンパイラを指定します。
-compiler-path compiler_command
--compiler-path compiler_command: バックエンドの C++ コンパイラを指定します。このオプションはコンパイル環境で用いられるコンパイラをオーバーライドします。
-env envname: envname 環境のためのオプションを設定します。たとえば、pmx のプログラムをコンパイルしたいときは、 -env pmx を指定してください。 SCORE_COMPILER_ENV の説明も参照してください。
-c: コンパイルのみ行い、リンクは行いません
-show: 冗長モード

SCORE_BUILD_COMPILER: -compiler オプションが無かった場合、この環境変数で指定されたコンパイラが使用されます。 SCORE_BUILD_COMPILERS の値は script=compiler か compiler をスペース ( ) もしくはカンマ (,) で区切ったリストです。 script が -script オプションかデフォルトスクリプトに一致したら、そこに書かれた compiler を仕様します。 script にマッチするものが無く、compilerのみのエントリがあった場合はそのコンパイラを使用します。それもない場合はシステムのデフォルトを使用します。
SCORE_COMPILERS: -compiler-path オプションが指定去れていなかった場合、この環境変数を探します。 SCORE_COMPILERS の値は script=path か path をスペース ( ) もしくはカンマ (,) で区切ったリストです。 script が -script オプションかデフォルトスクリプトに一致したら、そこに書かれた path を仕様します。 script にマッチするものが無く、pathのみのエントリがあった場合はそのコンパイラを使用します。それもない場合はシステムのデフォルトを使用します。
SCORE_COMPILER_ENV: -env オプションが無かった場合、この環境変数で指定された環境が使用されます。