SCOOP のビルド

SCOOP をバイナリ RPM からインストールした場合にはこのステップは必要ありません。

SCOOP の再コンパイルおよびインストールをしたい場合には、ソースを展開した後、以下のステップに従ってください。
  1. 必要なソフトウェア

    SCOOP のバイナリを作るには C および Java 言語が必要となります。GUI モニタリングツールのビルドには JFC (Java Foundation Class、通称 Swing) ライブラリも必要となります。要求される最低バージョンは次のとおりです:

    	scoopd:		C で書かれており、GCC でコンパイル可能です
    	ScoopServer:	Java で書かれており、JDK1.1.7 (Linux 用) が必要です
    	Scoop:		Java で書かれており、JDK1.1.7 (Linux 用) と JFC1.1 が必要です
    
    JDK はライセンス上の制約により SCore のソースには含まれていません

  2. サポートしているオペレーティングシステム

    今のところ、scoopd エージェントプログラムは Linux オペレーティングシステム上でのみサポートされています。ScoopServer サーバプログラムおよび Scoop モニタリングプログラムはオペレーティングシステムの種類とは独立しており、Linux、Macintosh、Windows などの Java がサポートされている任意のプラットフォームで動かすことができます。

  3. ビルドおよびインストール

    ソースをまだソース RPM から展開していない場合には、インストールガイドの ソース RPM からの再コンパイルおよびインストール を参照してください。

    以下のコマンドを実行してください (./Configure ステップは SCore ソースのコンフィギュレーションを行っていない場合のみ必要です):

    	# cd /opt/score/src
    	# ./Configure
    	# cd Scoop
    	# make
    	# make install
    
    クラスライブラリはディレクトリ /opt/score/lib/java に、ユーティリティは /opt/score/sbin にインストールされます。scoopd/opt/score/deploy にインストールされます。

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.