任意のコンパイラの提供

本ディストリビューションでは、C, C++, FORTRAN77の標準のコンパイラとして GNU のジョンパイラを使う設定がなされています。 また、FORTRAN90の標準のコンパイラは設定されていません。 ゆえに、本ディストリビューションでインストールされる mpicc, mpic++, mpif77 コンパイラは、 デフォルトではバックエンドコンパイラとして、 gcc, g++, g77 を起動します。また、 mpif90コンパイラは使用できません。

mpich を再インストールする際に、別のバックエンドコンパイラの サポートを追加することができます。 また、mpif90コンパイラも、FORTRAN90コンパイラを設定すれば使用可能になります。 追加されたバックエンドコンパイラは mpic++, mpif77 などのコマンドラインオプション -compiler compiler_nicknameで、指定することができます。

新しくバックエンドコンパイラを追加するには、 /opt/score/etc/compilers/site を作成します。 このファイルのフォーマットは コンパイラコンフィグレーションファイル に記述されています。

このバージョンでは、以下のコンパイラをサポートしています。
compiler_nickname 説明
pgi The Portland Group C, C++ and Fortran c コンパイラ (i386 のみ)
absoft Absoft ProFortran コンパイラ (i386 のみ) (Fortran 及び Fortran 90 のみ)
kai KAI C++ コンパイラ (i386 のみ) (C++ のみ)
fujitsu 富士通 C, C++ 及び Fortran コンパイラ (i386 のみ)
compaq Compaq C, C++ 及び Fortran コンパイラ (alpha のみ)
intel インテル C++ 及び Fortran コンパイラ (i386 のみ)) (ベータ版及び redhat 6.2 の環境のみしかテストしていません)
この表以外のコンパイラを使用したい場合は、 /opt/score/etc/compilers に対応するコンパイラに対応する ファイルを作成し、/opt/score/etc/compilers/site ファイルを編集してください。

コンフィグファイルを編集した後は、mpich パッケージを再コンパイルする必要があります。SCore ソフトウェアの再コンパイルに関する詳細については SCore システムをソースから再コンパイルおよびインストールする ページを参照してください。

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$Id: compilers.html,v 1.4 2002/03/08 06:24:20 hirose Exp $