[SCore-users-jp] Re: Re: SCoreの利用環境について

kameyama @ pccluster.org kameyama @ pccluster.org
2005年 6月 13日 (月) 10:45:54 JST


亀山です.

In article <002d01c56fb0$6580e340$6ffacca0 @ indigo.narutou.ac.jp> "Kazunori Matsuda" <matsudak @ naruto-u.ac.jp> wrotes:
> SCoreサポート
> 亀山様

私だけでサポートや開発を行なっているわけではないので,
score-users-jp を使用してください.

> また初歩的な質問なのですが,OSについて次のよう
> に混在して並列計算することは可能なのでしょうか。
> 
> サーバホストRedHat 9.0
> 計算ホスト RedHat 7.2
> 計算ホスト 他のLinux(Vine等)
> 計算ホスト Solaris
> 計算ホスト Windows XP
> 
> RedHatのバージョンの違い,Linuxの種類の違い,
> OSの種類の違いの混在という意味です。

現在の, SCore では redhat および Fedora Core をメインにサポートしています,
(SuSE もサポートしていますが...)
linux のその他の distribution に対応することは比較的容易だとは
思います.
linux kernel に手をいれているので, Solaris や Windows で動かす
ことはかなり難しいと思います.
(UNIX であれば msgserv や scoreboard などいくつかの daemon を
動かすのは可能だとは思いますが...

SCore としては CPU や distribution が混在する環境も考慮しています.
同じ source directory, 同じ install directory で異った環境の
binary を作成/保持できるようにもしています.
たとえば,
    % scrun -scored=compf,nodes=2x2,i386-redhat7-linux2_4+4x1.ia64-redhat7-linux2_4
で i386 と ia64 の混在した環境で実行することができる仕様にはなっています.
(このごろためしてはいませんけど...)

しかし, それはそれぞれの binary が存在している場合にかぎります,
ia64 で動かすには ia64 の binary を作る必要がありますし,
redhat 7,2 で動かすには redhat 7.2 用の binary を作らなければなりません.
(現在の SCore は default では static link していますので,
同じ CPU であれば redhat 7.2 と redhat 9 で同じ が問題無く動く可能性が
高いとは思いますが, 保障できませんので, 捌の binary type として
あつかっています.)
また, scrun を実行する host でもその binary を動かすので,
server redhat 9, compute host redhat 7.2 という環境でしたら
厳密には redhat 9 と redhat 7.2 の両方の binary を作成する必要があります.

というわけで, 一応は可能ではありますが, 面倒になるだけなので,
もし同じ CPU しかなく, とくに理由もないのであれば.
server host と compute host は同じ distribution (の同じ version)
にすることをおすすめします.

                       from Kameyama Toyohisa



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