[SCore-users-jp] mpicc で作成したプログラムの実行時エラー

[kameyama ＠ pccluster.org]

亀山です.

In article <20040311054825.95840.qmail ＠ web1010.mail.yahoo.co.jp> kimura toshinori <t_ki_mu_ra ＠ yahoo.co.jp> wrotes:
> 
> しかしこれを実行すると次のようなwarningが出ます。
> 
> scrun ./mpihello
> SCore-D 5.6.1 connected.
> <0> SCORE-D:WARNING Unable to change directory (root/c),
> and set to /var/scored/singleuser/0/jobs/jid-1.
> <7>  SCORE-D:WARNING Unable to change directory (root/c),
> and set to /var/scored/singleuser/0/jobs/jid-1.
> ・・・・・・
> <0:0> SCORE: 8 nodes (8x1) ready.
> hello world from rank 3 of 8
> hello world form rank 5 of 8
> ・・・・・・
> 
> WARNINGメッセージの意味は何でしょうか？
> これを出なくするにはどうしたらよいのでしょうか？

SCore がプログラムを動かすときに, current directory を
scrun を起動した directory にしようとします.
これはプログラムから current directory のファイルをアクセスする
ことを考慮したためです.

しかし, SCore は, プログラムを compute host で動かします.
これはほとんどの場合, scrun を起動した host とは異なります.
そのため, scrun を起動した directory に変更できないことがあります.
(木村さんが実行したのがこの場合に該当します.)

そこで, SCore は scrun を起動した directory に変更できなかったとき,
SCore のために確保した directory に移動して実行しますが,
current directory のファイルをアクセスするプログラムを考慮して,
上記の WARNING を出力します.

つまり, これをださなくするためには, scrun を実行するホストと
compute host の両方にある directiory でコマンドを起動すれば
良いわけです.
また, (上記の場合は. たとえば /tmp も含まれますが,)
current directory のファイルをアクセスすることを考慮すると, /home
など, NFS で両方の host から同じファイルが見られる場所で起動することを
お薦めします.

                       from Kameyama Toyohisa