[SCore-users-jp] Re:Re: Re: [SCore-users-jp]クラスタによる画像処理に関して]

Shinji Sumimoto s-sumi @ flab.fujitsu.co.jp
2002年 1月 31日 (木) 10:42:53 JST


染次様

富士通研の住元です。

From: 染次 孝博 <takahiro_someji @ hitachi-metals.co.jp>
Subject: [SCore-users-jp] Re:Re: Re: [SCore-users-jp]クラスタによる画像処理に関して]
Date: Wed, 30 Jan 2002 14:17:02 +0900
>  インラインの画像処理検査では,処理タクトは通常は0.1秒〜数秒です.
> 
>  今回の対象は,画像容量が500MBくらいあり,PC1台で10秒くらい掛かるとこ
> ろを1〜2秒くらいにしたいというものです.
>  データ転送がネックになるかということは,現状分かりません.

画像の容量の500MBというのは、1つのファイルでしょうか?あるいはいくつかの
ファイルにわかれているのでしょうか? 単純に500MBのデータを転送するには、
100MB/sのネットワーク(Gigabit Ethernetクラス)で5秒、Myrinet(200MB/sと
して)を使って、2.5秒かかります。実際にはディスクなどに入ると転送能力は
落ちると思います。ある程度、データ転送に時間がかかっても、処理をパイプラ
イン的にできるのであれば、時間短縮は可能とおもいます。

>  現在,この種のアプリケーション開発は,PCの性能が高くなったこともあり,
> 画像入力I/FをPCに挿入し,オールインワン構成が多くなっています.ソフト
> は,各社専用のライブラリを提供しており,Windows上で動くものがほとんどです.
>  Windowsの世界では,Matroxやコグネックス,Corecoなど,Linuxでは(株)リ
> ンクスなどを知っていますが,通常PC1台毎のライセンスですので,クラスタに
> するとライセンス費がかかってしまいます.
> 
>  一般的なアプリケーションの内容は,1.画像入力,2.シェーディング補
> 正,3.パターンマッチングによりどこに検査部位があるかを探る,4.エッジ
> 検出&エッジtoエッジ間の距離計算,5.円形穴の穴径計測,6.2値化,7.2
> 値化面積,個数計算,8.良否判定
> でしょうか.
> 
> たまたま見つけたのですが,VSIPLなんかはどうでしょうか.
> 
> 以上

ドキュメントとコードを少しみてみましたが、ドキュメントなどかなり気合いが
入ったものになっていますね、、DARPAとの契約で作られたのもののようです。
http://www.vsipl.org/

仕様的な妥当性については、判断できないのですが、フリーの実装もありますの
で、試されるのが良いかと思います。

これくらいの仕様があれば、十分なのでしょうか?

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Shinji Sumimoto, Fujitsu Labs



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