rsh-all は指定された全てのホスト上で command を実行します。
ターゲットのノードは -g オプションで指定されます。
argument に @host を指定すると実行すべきホスト名に
置換されます。
rsh-all では以下のオプションが利用できます:
- -g hostgroup
-
リモートコマンドを実行するノードグループのリストを指定します。
hostgroup は scprehosts
で解釈されます。
クラスタデータベースサーバにアクセスするためにシェル環境変数
SCBDSERV が設定されていなければなりません。
- -i input-file
-
command の入力を input-file からリダイレクトします。filename として - が指定された場合には標準入力が使用されます。-i オプションが省略された場合、標準入力は使用されません。例として、
"echo hello | rsh-all -g host1+host2 -i - cat" はホスト host1 および host2 上で "hello" と表示します。
- -j number-of-job
-
一度に実行するホストを number-of-job にします。
省略すると 150 になります。
- -P
-
このオプションが指定されない場合、rsh-all は各 rsh の出力行の始めにホスト名を表示し、コマンドの標準エラー出力を標準出力にリダイレクトします。
このオプションが指定された場合には、各行の始めのホスト名は抑制され、標準エラー出力はリダイレクトされません。
- -q
-
rsh-all は通常各 rsh コマンドが起動されるときにホスト名を表示します。このオプションはこれを抑制します。
- -s
-
rsh-all は通常 rsh を全てのノード上で同時に起動します。このオプションが指定されると、rsh-all は rsh を順次起動するようになります。
- -norsh
-
rsh を使用しません。
@host と組み合わせて、自分でリモートホストと
通信するコマンドを使用することができます。
% rsh-all -g pcc -norsh rcp file @host:/remote-dir
- -help
-
ヘルプメッセージを表示して終了します。