sceptic プログラムは、ping および rsh Unix
(Linux) を用いて指定されたホストを検査します。もし、いずれかのコマンド
の実行が失敗した場合は、そのホストはダウンしている可能性があります。
再試行回数(デフォールトは 10)全てに応答がない場合、そのホストはダウ
ンしたものとし、sceptic プログラムはそのホスト名を出力します。
被検ホストは scorehosts(1) に記
述されるホスト群の指定方式で指定するか、あるいはホスト名のリストが記述
されたファイル名を指定します。そのどちらも指定されなかった場合、標準入
力からホストのリストが指定されるものとします。
sceptic プログラムの実行中に ^C(SIGINT)が
送られると、ホスト群の検査は中断され、その時点までにダウンしていると疑
われるホストのリストが出力されます。
scepticでは以下のオプションが利用できます:
- -r retry-count
-
再試行回数を指定します。デフォールトは 10 です。
- -v
-
指定された場合、sceptic プログラムは、毎回の試験プログラム
(ping および rsh)の結果を出力します。
- -n
-
指定された場合、sceptic プログラムはダウンしているホストのリ
ストを出力します。
- -b
-
指定された場合、sceptic プログラムはホスト名としてドメイン名
を取り除いて出力します。
- -l
-
指定された場合、出力されるホスト群は1行に1ホストづつ出力されます。指
定されなかった場合は、ホストのリストは空白文字で分離されます。
- -g host-group
-
指定された場合、sceptic プログラムはホスト群の指定として
scorehosts(1) 形式を用います。
- -f host-group
-
指定された場合、sceptic プログラムはこのオプションに続くファ
イルに検査対象となるホストのリストが記述してあるものとします。