SCore での MPI
SCore cluster system は PMX 通信ライブラリを使用する MPI を 提供しています。 また、stg や mpi-adapter のような MPI 関連プログラムも提供しています。 MPI 関連プログラムはコンパイルすることによって別の MPI でも 使用することができます。
MPI system を登録することによって、SCore が提供している wrapper コマンドによって、MPI program を その MPI の環境で コンパイル及び実行することができます。
SCore では以下の 4 つの属性で MPI を識別します。
- name
- mpich2, openmpi のような MPI の名称
- version
- MPI のバージョン
- device
- MPI の通信デバイス
- compiler
- MPI を構築したコンパイラ
上記の属性を '-' でつなげたものを MPI-id として MPI の 識別に使用します。 MPI-id の例としては "mpich2-1.0.6p1-ch_score-gnu", "openmpi-1.4.1--intel" などがあげられます。
MPI wrappr では以下のオプションで MPI を指定することができます。
- name
- -mpi
- version
- -mpi_version
- device
- -mpi_device
- compiler
- -mpi_compiler
- MPI-id
- -mpi_id
オプションが指定されていないときは、以下の環境変数が使用されます。
- name
- SCORE_MPI
- version
- SCORE_MPI_VERSION
- device
- SCORE_MPI_DEVICE
- compiler
- SCORE_BUIOLD_COMPILERS
- MPI-id
- SCORE_MPI_ID
mpiconfig(5)
- CREDIT
- This document is a part of the SCore cluster system software
developed at PC Cluster Consortium, Japan.
Copyright (C) 2003-2008 PC Cluster Consortium.