MPIC++(1)
USER COMMANDS
MPIC++(1)
名称
mpic++ - C++ 言語の MPI プログラムをコンパイルまたはリンクします

書式
mpic++ [option | filename]...

解説
mpic++ コマンドは C++ 言語のソースファイルをコンパイルし、オブジェクトファイルをリンクします。ソースファイル名の拡張子は .cc です。

オプション
-compiler compiler
--compiler compiler
MPI プログラムをコンパイル及びリンクするための C++ コンパイラを指定します。 このオプションが指定されない場合のデフォルトは gnu (g++) です。 詳細は オプションコンパイラの提供 を参照して下さい。

-compiler-path compiler
--compiler-path compiler
C++ コンパイラを指定します。このオプションはコンパイル環境で用いられるコンパ イラをオーバーライドします。 注意:compiler が MPI ライブラリと互換性があるかどうかのチェッ クは行われません。

-mpi mpi_version
--mpi mpi_version
mpi_version で指定された MPI バージョンを使用します。MPI バージョンが見つからなかった場合にはエラーメッセージとともに終了します。サポートされている MPI のバージョンは mpich-1.2.5 及び yampi です。 デフォールトは mpich-1.2.5 です。 REVISED

-device mpi_device
--device mpi_device
mpi_device で指定された MPI デバイスを使用します。 MPI デバイスが見つからなかった場合にはエラーメッセージとともに終了します。 このバージョンではこのオプションは使用していません。

-nockpt
-nocheckpoint
チェックポイント機能を無効にします。 システムコールのオーバーライドも無効にします。

-help
簡単な使用法を表示します

-show
使用されるコマンドを実行せずに表示します

関連項目
mpirun(1) オプションコンパイラの提供, MPIアプリケーションのコンパイル, MPIアプリケーションの実行