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SCore Cluster System Software リリースノート


SCore 6.0.0 は Centos 4.4 のバイナリをrpm形式で提供します。 RPM には富士通コンパイラ、 Intel コンパイラバージョン 8 および PGI コンパイラのための MPI ライブラリが含まれています。 その他の OS で使用するためにはソースからコンパイルする必要があります。
注意:SCore 6.0.0 は SCore 5.8.3 以前のプログラムとバイナリの互換性はありません。 古いプログラムを動かしたい場合は再コンパイルを行ってください。

SCore 6.0.0 における新機能

  1. 新チェックポイント機構の導入
    新チェックポイントCRT (Checkpoint/Restart for Threads) 機構により、マルチスレッドおよびダイナミックリンクされたアプリケーションをチェックポイント出来るようになりました。

  2. カーネルパッチ不要
    SCore 5.8までは、標準Linuxカーネルにパッチを当てないといけませんでした。SCore 6.0.0から、SCoreのカーネル機能はカーネルローダブルモジュールとして提供されるようになりました。

  3. YAMPI MPI通信ライブラリ
    MPICH1.2.5に加えてYAMPI MPI通信ライブラリが提供されました。

  4. 自動構成ツール
    簡単に計算ホストを追加できる自動構成ツール

  5. 動的再構成機能
    SCore-Dのマルチユーザにおいて、計算ホストを動的に追加・削除出来るようになりました。 SCore-Dマニュアルの"-daemon"オプションを御覧下さい。

  6. Easy Installation Tool, EIT Version 2.0
    GUIベースでSCoreクラスタを構築するツールが提供されました。

SCore 5.8 にあったバグの修正

  1. アプリケーションが大量のメッセージを印刷した時のハング

制限事項

  1. 新チェックポイント機構に関するドキュメントが整備されていないため、 使いたい人はユーザメーリングリストに問い合わせて下さい。
  2. 自動構成ツールに関するドキュメントが整備されていないため、 使いたい人はユーザメーリングリストに問い合わせて下さい。

既知のバグ

昔のリリースノート

このリリースに関してバグレポート、質問、コメントなどあれば、 SCore Users ML で質問してください。


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