PM/Ethernet-HXB Configuration File Format

PM-II AGENT/UDP CONF(5)

FILE FORMATS

PM-II AGENT/UDP CONF(5)

名称: PM/Ether-HXB コンフィギュレーションファイルフォーマット
解説

PM/Ethernet-HXBのコンフィギュレーションファイルは２つの種類のファイルがあります。

-configで指定されるファイル: 全体的なパラメータの設定とホストの座標の指定
-trunk[0123]で指定されるファイル: 各Ethernetデバイスにおける指定。PM/Ethernetのコンフィグレーションファイルに3つのパラメータを追加したもの

それぞれのファイルの各行は、ノード番号からホスト名およびIP アドレスへの対応をあらわします。
単独の '#' キャラクタはその行の残りの部分がコメントであり、無視されることを意味します。

-configで指定されるファイル:

ノードの表記
```
NodeNumber     Dimension address (x.y.z)   Hostname
```
NodeNumber
PM/Ethernet-HXB のノード番号です。ゼロから始まる整数です。
この番号は、他の PM ネットワークインターフェース上のこのホストのノード番号と同じである必要はありません。
Dimension address
ホストの 3次元Hyper Crossbarネットワーク上の座標を示します。 0.0.0 のようになります。
Hostname
ホストのホスト名です。この名前は hostname コマンドの返す名前と正確に一致しなければなりません。PM/Ethernet 自身はこの制約に依存しないため、pmtest コマンドはこれに関する問題を検出しません。しかし、上位レベルのソフトウェアはこの制約に依存しています。
例
```
0	   0.0.0	xxx.yyy.xxx
```
インターフェースのユニット番号の表記
```
unit     unit_number    
```
このコンフィギュレーションのユニット番号を指定します。

例
```
unit 	0
```
checksum オプションの表記
```
checksum     0(off) or 1(on)    
```
データチェックサムを有効にします。アプリケーションの計算結果が正しくない場合にこの値を1にして、再度アプリケーションを実行します。もし、データチェックサムエラーが発生した場合、エラーの数は /proc/pm/ethernet/[ethernet-unit-num]/info に出力されます。
maxnsend オプションの表記
```
maxnsend      8 - 32    
```
ack待ちをしないで一度に送信するパケット数を指定します。Network Trunking機能を利用する場合は、この値をデフォールトの数より大きな値を設定すべきです。
例:
maxnsend 16

例

PM/Ethernet-HXB コンフィギュレーションファイルの-configで指定されるファイルの例です。この例では、comp0、comp1、comp2 および comp3 の四つのホストが接続されています。

#
# Sample configuration file
#
unit	0
#
# Node specification
#  NodeNumber  	Dimension address		Hostname                
0  		0.0.0      			comp0.pccluster.org
1              	1.0.0				comp1.pccluster.org
2               2.0.0				comp2.pccluster.org  
3               3.0.0				comp3.pccluster.org

-trunkで指定されるファイル: PM-Ethernetのコンフィグレーションファイルに dev, chan, slotパラメータを追加したものと同じです。

ノードの表記
```
NodeNumber     MAC address   Hostname
```
NodeNumber
PM/Ethernet のノード番号です。ゼロから始まる整数です。
この番号は、他の PM ネットワークインターフェース上のこのホストのノード番号と同じである必要はありません。
MAC address
ホストの MAC アドレスです。表記は 00:60:08:F5:C5:5B のようになります。
Hostname
ホストのホスト名です。この名前は hostname コマンドの返す名前と正確に一致しなければなりません。PM/Ethernet-HXB 自身はこの制約に依存しないため、pmtest コマンドはこれに関する問題を検出しません。しかし、上位レベルのソフトウェアはこの制約に依存しています。
例
```
0	   00:00:12:23:34:45	xxx.yyy.xxx
```
devオプションの表記
```
dev     eth[012...]    
```
このファイルが担当するEthernetデバイスを指定します。
例:
dev eth0
chanオプションの表記
```
chan     0 -- 2    
```
このファイルが担当するChannel番号を指定します。Channel番号はそれぞれ次のようにマップされます。
```
	0	   X座標
	1	   Y座標
  	2	   Z座標
	
```
例:
chan 0
slotオプションの表記
```
slot     0 -- 7    
```
このファイルが担当するSlot番号を指定します。Slot番号はそれぞれのChannelで並列に転送するEthernetデバイスを指定するものです。
例:
slot 0

例

PM/Ethernet-HXB コンフィギュレーションファイルの-trunkで指定されるファイルの例です。この例では、comp0、comp1、comp2 および comp3 の四つのホストが接続されています。

#
# Sample configuration file
#
dev 	eth0
chan	0
slot	0

#
# Node specification
#  NodeNumber  	MAC address		Hostname                
0  		00:00:f3:51:03:00      	comp0.pccluster.org
1              	00:00:f3:51:03:01	comp1.pccluster.org
2               00:00:f3:51:03:02	comp2.pccluster.org  
3               00:00:f3:51:03:03	comp3.pccluster.org

注意事項

このコンフィギュレーションファイルは mkpmethernetconf(8) で生成したファイルを修正することで作ることができます。

関連項目

mkpmethernetconf(8)