注意:SCore 5.8.3 は SCore 5.8.1 および SCore 5.0.1 以前 のプログラムとバイナリの互換性がありません
古いプログラムを動かしたい場合は再コンパイルを行ってください。

SCore 5.8.3 は Fedora Core 3 のバイナリを提供します。

注意: SCore 5.8.3 は Fedora Core 3 の rpm を提供します。 その他の OS で使用するためにはソースからコンパイル する必要があります。

RPM には富士通コンパイラ、 Intel コンパイラバージョン 8 および PGI コンパイラのための MPI ライブラリが含まれています。

SCore 5.8.3 にはEasy Installation Tool は含まれていません。

変更点

  1. Linux Kernel 2.6.11 を使用しています。
  2. PM デバイスの option を調べるコマンド pmopt 及び rpmopt を新設しました。
  3. scoreld コマンドを追加しました。
  4. scorecc などのコンパイルドライバに scwrap library をリンクしない -noscwrap オプションを追加しました。
  5. PM/Ethernet のカーネルパッチ不要バージョンが作成されました。(試験バージョン)
  6. llseek() ラッパーが正しく動かなかったのを修正しました。
  7. Omni プログラムを smake でうまく make できない bug を修正しました。
  8. SCore プログラム中で /dev/stdin, /dev/stdout, /dev/stderr を正しく使えるようにしました。
  9. SCore プログラムで生成するファイルのパーミッションをシェルの umask に従うようにしました。
  10. LD_LIBRARY_PATH が使用できるようになりました。
  11. scrun コマンドに nobincopy オプションを新設しました。これは実行ファイルが NFS 等で計算ノードにマウントされている場合、実行ファイルのコピーを抑制することができます。
  12. SCore-D マルチユーザーモードで、ユーザジョブの終了時にSCore-Dがストールする問題を修正しました。

制限事項

  1. チェックポイント機能は現在動きません。

  2. 大量の出力があるプログラムを動かすと SCore-D がクラッシュすることがあります。

  3. IA64上でのSCore動作テストはしていません。

  4. x86_64への移植

    以下の機能は x86_64 クラスタでは動きません:
    1. Omni OpenMP

    2. PM/Myrinet, PM/Myrinet2k, PM/myrinetxp, PM/Myrinet2xp は動きません

  5. PM/Ethernet の RMA 機能は SCore 5.8.3 + Linux 2.6.x では動きません。
  6. PM/myrinet2xpのpmWrite() は動きません。

  7. PM/Infiniband for TopSpin HCA は SCore 5.8.3 はテストされていません。

  8. PM/Infiniband for Fujitsu HCAを使うにはファームの更新が必要です。


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CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003-2004 PC Cluster Consortium.