scorehosts はクラスタ中で利用できるホストの名前を表示します。
クラスタデータベースサーバにアクセスするためシェル環境変数
SCBDSERV の値を、scorehosts が走っているホス
ト名に設定します。
hostgroup は、
scorehosts.db(5)
ファイル中に定義されたグループ名、又は、scorehosts.db ファイ
ルに記述されたホスト名、さらにはホスト名が列挙されたファイル名が有効です。
一つ以上の hostgroup を 4 つのオペレータ
"+"、"~"、":"、"@" で組み合わせることも
可能です。
- hostgroup+hostgroup
-
hostgroup で指定された2つのホストの和集合になります。
- hostgroup~hostgroup
-
最初の hostgroup で指定されたホストの集合から
2つ目の hostgroup で指定されたホストが取り除かれます。
- hostgroup:host_or_number
-
host_or_number が自然数 N であった場合、
hostgroup の(順序)集合の最初の N ホストが結果の
ホスト集合となります。
一方 host_or_number が hostgroup に
含まれるホスト名であった場合、hostgroup の最初から
そのホスト名の前までが結果のホスト集合となります。
- hostgroup@host_or_number
-
host_or_number が自然数 N であった場合、
hostgroup の(順序)集合の N+1 番目のホスト
意向が結果のホスト集合となります。
一方 host_or_number が hostgroup に
含まれるホスト名であった場合、hostgroup における
そのホスト名意向が結果のホスト集合となります。
scorehosts プログラムはホスト群の指定のために、以下のプログラ
ムで利用されています。
scout、
rsh-all、
kill-all、
sceptic。
scorehosts では以下のオプションが利用できます:
- -i
-
指定された場合、scorehosts は sorehosts.db と共に指
定された欠陥リストの指定を無視します。すなわち、欠陥の有無に関わらず、
sorehosts.db に記述された通りのホスト群を出力します。
- -r
-
指定された場合、欠陥リストに指定されたホストは、sorehosts.db
の該当ホストのレコードに "spare" の属性で指定されたホストに代替されま
す。
- -s
-
指定された場合、scorehosts は欠陥の有無に関わらず、指定された
ホスト群に加え、それらのホストレコードに指定された "spare" のホストも
併せて出力します。
- -d
-
指定された場合、欠陥の指定があったホストのみを出力します。
- -l
-
指定された場合、出力されるホスト群は1行に1ホストづつ出力されます。指
定されなかった場合は、ホストのリストは空白文字で分離されます。
- -q
-
デフォールトでは scorehosts の出力は、ホストリストの出力の最
後に出力されたホスト数をサマリとして出力します。このオプションを指定す
ることでこのサマリの出力を抑制することができます。
- 環境変数
-
- SCBDSERV
-
クラスタデータベースサーバにアクセスするために SCBDSERV を設定する必要があります。
- 関連項目
-
scorehosts.db(5),
scoreboard(8),
scout,
rsh-all,
kill-all,
sceptic
- CREDIT
- This document is a part of the SCore cluster system software
developed at PC Cluster Consortium, Japan.
Copyright (C) 2003-2004 PC Cluster Consortium.