SCOREHOSTS(1)
USER COMMANDS
SCOREHOSTS(1)
名称
scorehosts - クラスタ中で利用可能なホストを表示します

書式
scorehosts [-i|-r|-s|-d] [-l] [-q] [[-g[roup]] [hostgroup]

解説
scorehosts はクラスタ中で利用できるホストの名前を表示します。 クラスタデータベースサーバにアクセスするためシェル環境変数 SCBDSERV の値を、scorehosts が走っているホス ト名に設定します。

hostgroup は、 scorehosts.db(5) ファイル中に定義されたグループ名、又は、scorehosts.db ファイ ルに記述されたホスト名、さらにはホスト名が列挙されたファイル名が有効です。

一つ以上の hostgroup を 4 つのオペレータ "+"、"~"、":"、"@" で組み合わせることも 可能です。

hostgroup+hostgroup
hostgroup で指定された2つのホストの和集合になります。
hostgroup~hostgroup
最初の hostgroup で指定されたホストの集合から 2つ目の hostgroup で指定されたホストが取り除かれます。
hostgroup:host_or_number
host_or_number が自然数 N であった場合、 hostgroup の(順序)集合の最初の N ホストが結果の ホスト集合となります。 一方 host_or_numberhostgroup に 含まれるホスト名であった場合、hostgroup の最初から そのホスト名の前までが結果のホスト集合となります。
hostgroup@host_or_number
host_or_number が自然数 N であった場合、 hostgroup の(順序)集合の N+1 番目のホスト 意向が結果のホスト集合となります。 一方 host_or_numberhostgroup に 含まれるホスト名であった場合、hostgroup における そのホスト名意向が結果のホスト集合となります。

scorehosts プログラムはホスト群の指定のために、以下のプログラ ムで利用されています。 scoutrsh-allkill-allsceptic

scorehosts では以下のオプションが利用できます:

-i
指定された場合、scorehostssorehosts.db と共に指 定された欠陥リストの指定を無視します。すなわち、欠陥の有無に関わらず、 sorehosts.db に記述された通りのホスト群を出力します。
-r
指定された場合、欠陥リストに指定されたホストは、sorehosts.db の該当ホストのレコードに "spare" の属性で指定されたホストに代替されま す。
-s
指定された場合、scorehosts は欠陥の有無に関わらず、指定された ホスト群に加え、それらのホストレコードに指定された "spare" のホストも 併せて出力します。
-d
指定された場合、欠陥の指定があったホストのみを出力します。
-l
指定された場合、出力されるホスト群は1行に1ホストづつ出力されます。指 定されなかった場合は、ホストのリストは空白文字で分離されます。
-q
デフォールトでは scorehosts の出力は、ホストリストの出力の最 後に出力されたホスト数をサマリとして出力します。このオプションを指定す ることでこのサマリの出力を抑制することができます。

環境変数
SCBDSERV
クラスタデータベースサーバにアクセスするために SCBDSERV を設定する必要があります。

関連項目
scorehosts.db(5), scoreboard(8), scout, rsh-all, kill-all, sceptic

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003-2004 PC Cluster Consortium.