注意:SCore 5.6 は SCore 5.0.1 以前 のプログラムとバイナリの互換性がありません
古いプログラムを動かしたい場合は再コンパイルを行ってください。

SCore 5.6 における新機能

  1. Linux Kernel 2.4.21 をサポートしました。

  2. 次のディストリビューションをサポートしています。

  3. 次の PM デバイスをサポートしました。

  4. MPICH 1.2.5 をサポートしました。

  5. rbustest コマンドが追加されました。

  6. msgblock コマンドが拡張されました。

  7. Jobネットワークセキュリティの強化

  8. Job freeze 機能のサポート(試験コード)

  9. Sun Grid Engine tight integration のサポート(試験コード)

Changes

  1. sctop出力形式の変更(TCPポート番号の替わりにPID)。

SCore 5.6 で修正したバグ

  1. IA64 の myrinet の RMA のバグを直しました。

  2. PM/shmem の pmTruncateBuffer のバグを直しました。

  3. scoreboard のキャッシュのバグを直しました。

  4. scoutバグを直しました。

  5. Checkpoint バグを直しました。

  6. Output redirection バグを直しました。

制限事項

  1. IA64への移植

    以下の機能はIA64クラスタでは未テストです:
    1. Checkpoint

    2. Omni OpenMP

    3. PBS

  2. AMD64への移植

    このバージョンはpre-alphaバージョンです。 PMv2通信ライブラリのみ動作を確認しています。(PM/Myrinet, PM/Ethernet, PM/Shmem). PM/Ethernetでは、tg3ではなく、bcm5700 を使ってください。
  3. PM/Infiniband for Fujitsu HCA porting

    SCoreで使うにはファームの更新が必要です。
    このバージョンでは Checkpointをサポートしていません。
  4. PM/Ethernetのネットワークトランキング機能は3枚のIntel EEPRO100 NICと2枚 のSyskonnect SK9843 NIC, Intel PRO1000/XT NIC, Broadcom BCM5701ベースのNICでしか テストしていません。 NICカードによってはこの機能は 旨く動かないことが確認されています。例として、tulip と 3C05B NICカードの組み合 せがあげられます。

  5. PVMは完全にはテストされていません。

  6. PVMはSMPクラスタでは動きません。

既知のバグ

  1. EIT
    1. ネットワークコンフィギュレーションのdisplay nameの変更は機能しません。

  2. rbustest は compute host で /opt/score/deploy の PATH の追加を必要とします。

  3. IA64 のための kernel の patch file (linux2.4.21_ia64.score.patch) は いくつかのファイルで失敗します。 もし、その kernel を SGI SN システムで動かしたい場合は arch/ia64/sn/io/sn2/shub.c ファイルだけを手動で修正してください。 その他のシステムで動かしたい場合は失敗を無視して構いません。


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