SCore SystemのCompute Hostへのインストール

1. ネットワークのセットアップ
   /root/.rhostsおよび/etc/hosts.equivのファイルは、どのhostに対してもrshコマンドが働くように、全てのserverおよびcompute hostの名前を含んでいる必要があります。 例えば、

   server1.pccluster.org
   comp0.pccluster.org
   comp1.pccluster.org
   comp2.pccluster.org
   comp3.pccluster.org
   

2. 全てのhostの/root/.bashrcファイルを編集し、次の行を追加してください。:

   export PWD
   

3. binary RPMからのインストール
   次のコマンドを実行してください:

   	# cd /opt/score.work
   	# ./bininstall -compute
   

   /opt/scoreディレクトリ下に2つのディレクトリが見えるようになります。

4. Deviceファイル
   1. Myrinet
      PM/Myrinet用のdeviceファイルはbinary RPMのインストール時に既に作成されています。 特に気をつかう必要はありません。

   2. Ethernet
      PM/Ethernet初期化プログラムはbinary RPMのインストール時に/etc/rc.d/init.dにインストールされています。 マシンが1つより多くのethernet cardを持ち、/dev/eth0以外のデバイスとして使用したい場合、/etc/rc.d/init.d/pm_ethernetを編集し、IFの値を変更してください。 例えば/dev/eth1を使用したい場合は、IFの値は次のようになります:

      	IF=eth1
      

      続いて、次のようなコマンドを実行します:

      Red Hat Linuxの場合:

      	# /etc/rc.d/init.d/pm_ethernet start
      

      SuSE Linuxの場合:

      	# /sbin/init.d/pm_ethernet start
      

   3. Shmem
      PM/Shmem用のdeviceファイルはbinary RPMをインストールした時に既に作成されています。 特に気をつかう必要はありません。

   binary RPMについての記述はこのpre-releaseでは有効ではありません。 正式な3.0 releaseでは有効になります。

5. /etc/score.conf ファイルを作成します
   /etc/score.conf ファイルは scoutd のために、 全てのホストに置かれなければなりません。 通常はサーバからコピーします。

   	# rcp server:/etc/score.conf /etc
   

   そして以下のコマンドを実行します:

   Red Hat Linux の場合:

   	# /etc/rc.d/init.d/scoutd start
   

   SuSE Linux の場合:

   	# /sbin/init.d/scoutd start
   

6. 全てのhostで/var/scoredディレクトリを作成してください。
   /var/scoredディレクトリは全てのhostで作成されなければいけません。 /scoredファイルシステムを作成したら、次のようにしてください:

   	# chmod 777 /scored
   	# ln -s /scored /var/scored
   

   別の方法としては、

   	# mkdir /var/scored
   	# chmod 777 /var/scored
   

7. PBS/SCore
   PBS/SCore を使用するには PBS/SCore 管理者ガイド を お読みください。

PCクラスタコンソーシアム