注意:SCore 5.4 は SCore 5.0.1 以前 のプログラムとバイナリの互換性がありません
古いプログラムを動かしたい場合は再コンパイルを行ってください。

SCore 5.4 における新機能

  1. scout コマンドで標準入力が使用できるようになりました。

  2. Linux Kernel 2.4.19 をサポートしました。

  3. 次のディストリビューションをサポートしています。

  4. IA64 では OSCAR インストレーションツールを使用します。

  5. pmmyriカーネルオプションが新たに加わりました。

    Myrinet の GM ドライバを配布しているカーネルで使用する場合は ブート時に pmmyri=0 を指定してください。

    msgblock が新たに加わりました。 (実際は復活しました。).

  6. 性能が改善されました。

  7. rsh-all や rpmtest で使用する rsh コマンドを指定するために SCORE_RSH 環境変数が新たに加わりました。

  8. mkpmmyrinetconfが新たに 加わりました。

  9. xinetd 環境のために scare コマンドが新たに加わりました。

  10. 寄贈パッケージ

    会員およびそれ以外からの寄贈パッケージが含まれています。 これらは CDROM および web page の score-5.4.0.contrib.tar.gz ファイル から入手することができます。

    寄贈パッケージはそのままの形で提供するもので、コンソーシアムではサポートしません。

    1. 株式会社富士通研究所より OpenPBS/SCore

    2. 日本電気株式会社より SunGridEngine/SCore

    3. スイミー・ソフトウェア株式会社 より Acebox および Icebox

    4. 独立行政法人産業技術総合研究所より MPICH-G2/SCore

    5. Streamline Computing社 よりPXE boot

SCore 5.4 で修正したバグ

  1. SCore は 128 台以上のホストで動きませんでした。

  2. mpich 1.2.4 の logviewer コマンドの実行ビットが立っていませんでした。

  3. mpich 1.2.4で Fortran 90 のライブラリが作られませんでした。

  4. IA64 で PM/shmem が動きませんでした。

バイナリ

  1. MPICH 1.2.0/SCore と openPBS バイナリは配布しません。

  2. SCore libraries for Intel Compiler versions 6 and 7 are distributed.

  3. インテルコンパイラバージョン 6 およびバージョン 7 の MPI ライブラリを配布 します。

制限事項

  1. IA64への移植

    以下の機能はIA64クラスタでは未テストです:
    1. Checkpoint

    2. Omni OpenMP

    3. PBS

  2. PM/Ethernetのネットワークトランキング機能は3枚のIntel EEPRO100 NICと2枚 のSyskonnect SK9843 NIC, Intel PRO1000/XT NIC, Broadcom BCM5701ベースのNICでしか テストしていません。 NICカードによってはこの機能は 旨く動かないことが確認されています。例として、tulip と 3C05B NICカードの組み合 せがあげられます。

  3. PVMは完全にはテストされていません。

  4. PVMはSMPクラスタでは動きません。

既知のバグ

  1. EIT
    1. ネットワークコンフィギュレーションのdisplay nameの変更は機能しません。


PCCC logo PC Cluster Consotium

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.