SCore 4.0 における新機能

  1. SCore クラスタソフトウェアのライセンスが変更になりまし た。
  2. PVM-SCore
    SCore環境下でPVMが利用できるようになりました。
  3. TACO
    トポロジおよびトポロジ上のコレクティブ通信機能を抽象化したC++テンプレート が利用できるようになりました。
  4. PM のテスト
    scstest が新たに加わりました。
  5. クラスタホストのチェック
    sceptic が新たに加わりました。
  6. scorehosts, rsh-all, kill-all, scout の改良
    ホストグループの指定がより強力になりました。
  7. SCore-D
    セッションが導入されました。

SCore 4.0 でなくなった機能

  1. SCOOP はサポート対象外になりました。

SCore 4.0 で修正したバグ

  1. SCore-D
    1. クラスタホスト上でのカレントワーキングディレクトリのチェックにおけ るバグが修正されました。
    2. ホスト当たりに投入可能なジョブ数の制限のバグが修正されました。
  2. PM/Myrinet
    1. SerialとFiberのリンクを持つMyrinet 2000(M3S-PCI64B and M3F-PCI64B) に対応し、動作が安定しました。
    2. 制限事項: Zero-copy通信機能は開発中で利用できません。
    3. SANネットワークのMyrinet 2000 はこれまでの、Myrinetのネットワークタイプ である"myrinet"でも稼働し、Zero-copy通信も利用可能です。
    4. 注意: Serial(Fiber)のリンクを持つ Myrient 2000 NICで2001年4月半ば以前 に出荷されたものはMyricom社の出荷試験が十分でなく、1時間あたりのCRCエ ラーが数百回のものが含まれています。rcstestを用いたネットワーク負荷試 験を十分に行なう必要があります。CRC数は以下のコマンドを用いて確認でき ます。
      # cat /proc/pm/myrinet/0/info

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.