SCOOPD(8)
MAINTENANCE COMMANDS
SCOOPD(8)
名称
scoopd - SCOOP クラスタホストエージェントプログラム

書式
scoopd [-port tcp_port] [-log logfile] [-d]

解説
scoopd は、SCore クラスタシステムソフトウェアのリソースデータをモニタする、クラスタリソースモニタリングツール SCOOP 用のエージェントプログラムです。

SCOOP は SCore クラスタシステムソフトウェアで使用される PC クラスタシステム用のシステムモニタリングツールです。SCOOP はエージェントプログラム(このプログラム)、データ収集サーバプログラム(ScoopServer(8))、およびサーバの収集した情報を表示する GUI ツール(Scoop(8)) の三つのコンポーネントからなっています。

scoopd は Linux クラスタ内の全てのコンピュートホスト上でスタンドアロンなデーモンプロセスとして実行されるよう設計されています。scoopd は Linux カーネルから定期的にシステムリソース情報を収集し、その情報をデータ収集サーバプログラムからの要求に応じて提供します。

タイムスタンプ付きのスタートアップメッセージやエラーメッセージはログファイル(エージェントのプロセス ID が pid の場合、デフォルトのログファイルは /var/tmp/scoopd-pid.log になります)に記録されます。

scoopd では以下のオプションが利用できます:

-port tcp_port
プログラムが接続を待つ TCP ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は 4007 です。

-log logfile
タイムスタンプ付きスタートアップメッセージおよびエラーメッセージを記録するログファイル名を指定します。このオプションが指定されない場合、デフォルトのログファイルは /var/tmp/scoopd-pid.log(pid はエージェントのプロセス ID)になります。

-d
デーモン化しません。通常 scoopd はデーモンとして動作します。このオプションはデバッグに使用します。

バグ
いまのところ、scoopd は Linux オペレーティングシステム上でのみサポートされています。

関連項目
ScoopServer(8), Scoop(8)

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.