SC_GCLOCK_READY(2)
SCORE-D SYSTEM CALLS
SC_GCLOCK_READY(2)
名称
sc_gclock_ready - グローバルクロックが利用可能かどうかチェックします

書式
#include <sc.h>
int sc_gclock_ready(int flag);

解説
PM デバイスの中にはグローバルクロック(タイムスタンプ)機能をサポートす るものがあります。この SCore-D システムコールは、SCore-D がグローバル クロックをサポートする PM デバイスを保持しているかどうかチェックします。 すべての PM デバイスがグローバルクロックの機能を持っているわけではなく、 また SCore-D はすべてのホスト上のグローバルクロックの補正に行うため、 ユーザはグローバルクロックが利用可能かどうか、および補正が完了している かどうかをこのシステムコールを用いてチェックする必要があります。

flag がゼロでない場合、グローバルクロックの補正が終わって なければ、sc_gclock_ready() は補正が完了するまでブロック します。それ以外の場合は、すぐにリターンし、下で述べるなんらかのエラー 番号を返します。

返り値
sc_gclock_ready() は成功すると常に 0 を返します。失敗した場合には以下のエラー番号を返します。

エラー
ENODEV
グローバルクロックはサポートされていません
EBUSY
グローバルクロックの補正がまだなされていません
EINTR
処理中にチェックポイントから再スタートした

関連項目
sc_get_global_time(3)

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.