UPSHOT(1)
USER COMMANDS
UPSHOT(1)
名称
Upshot - 並列プログラム視覚化ツール

書式
upshot [logfile]

説明
Upshot はEd Karrels が Argonne 国立研究所の学生だったときに Ewing Lusk の指導のもとに書かれました。 追加の設計と開発を William Gropp が行いました。

Upshot は Alog と PICL フォーマットのログファイルを視覚化するために Tcl/TK で書かれています。

このプログラムは (希望的には) 大変直観的です。 そこで若干のポイントを概観します。

メインウインドウから:
"Select Logfile" 違うログファイルを選択するためのダイアログボックスを出現させます。 "Setup" 選択したログファイルをロードして表示します。 "Options" 若干のプログラムオプションを設定するためのダイアログボックスを出現させます。 "Quit" Upshot を閉じます。
ログファイルの選択:
カレントディレクトリのすべてのディレクトリと 'Pattern:' エントリ フィールドの glob スタイルのパターンにマッチするファイルが表示されます。 ディレクトリかファイル名をクリックするとそれが選択されます。 ダブルクリックするクリッして OK をおすとディレクトリが変更されるか、 ダイアログボックスが消えてファイルが選択されます。 ファイルをクリックしたとき、ファイルフォーマットは自動的に設定さっれます。 (ファイル名が *.log なら alog に、*.trf なら Picl にその他なら alog に なります。) 自動的に設定されたフォーマットが間違っていたら、 正しいフォーマットをクリックしてください。 'OK' をクリックすると選択は受け入れられてダイアログボックスは閉じます。 'cancel' をクリックするとダイアログボックスは閉じ、選択したファイルは 無視されます。
セットアップボタン- ファイルを開く:
'Setup' をクリックするとファルをロードします。 ファイルの大きさに依存しますがしばらく時間がかかりますので 何%終ったか表示されます。 upshot がファイルのロードを完了したら、ファイル中のすべての エントリを一つのビューに表示します。 水平及び垂直ズームボタンはその名前が示すととおりに動きます。 ズームポイント (その周りを伸ばしたり縮めたりするときの固定的な表示ポイント) を設定するには、第3ボタンを望みの場所でクリックします。 キャンバスの周りをドラッグするには第 2 ボタンをクリックして表示を ドラッグします。 すべてのマウスのドラッグは表示の 10 倍で行われます。 'Reset' は表示をリセットし、オリジナルの表示に戻しサイズが変更 されていたらウインドウに合うように調整します。 (表示ウインドウの上の) 凡例の状態名かカラーボックスをクリックすると、 その状態のすべてのインンスタンスの長さ (秒) の散布図が表示されます。 その表示する範囲の最初と最後を調整し、決まった範囲の近くを見ることが できます。

一度に複数のファイルや同じファイルを複数開くことができます。 最初のウインドウで他のログファイルを選択し、もう一度 'setup' をおして ください。

参照
MPE User Guide , clog2alog(1),

バグ
凡例がなにかおかしいです。 印刷するときは良いのですが、凡例項目はなんか乱雑です。 それらは再描画したあとでソートしているようです。 点画フィルパターンは印刷したとき左端の項目をきってしまいます。

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.