SCOREC++(1)
USER COMMANDS
SCOREC++(1)
名称
scorecc - SCore プログラム用 C++ コンパイラ

書式
scorec++ [option | filename]...

解説
scorec++ コマンドは C++ 言語で記述されたソースファイルをコンパイルし、SCore 用にオブジェクトファイルをリンクします。

標準コンパイラドライバのほとんどすべてのオプションが scorecc の引数として指定できます。

オプション
-script script
省略時の設定として script のものを使用します。

-compiler compiler
--compiler compiler
C++ コンパイラを指定します。 このバージョンでは、以下のコンパイラをサポートしています。 tr>
コンパイラ 説明
gnu GNU C++ コンパイラ
pgi The Portland Group C++ コンパイラ
fujitsu 富士通 C++ コンパイラ
intel インテル C++ コンパイラ
compaq コンパック C++ compiler
kai KAI C++ コンパイラ

-compiler-path compiler_command
--compiler-path compiler_command
バックエンドのコンパイラを指定します。このオプションはコンパイル環境で用いられるコンパイラをオーバーライドします。

-scash
--scash
scash のライブラリおよびインクルードファイルを使用します。

-scash_smp
--scash_smp
SMP クラスタ対応の scash ライブラリを使用します、 こらは SCore 3.3.1 との互換性のために残してあります。

-c
コンパイルのみ行い、リンクは行いません

-nostatic
--nostatic
ダイナミックリンクを行ないます。 scorec++は何も指定しないとスタチックリンクを行ないます。 このオプションはチェックポイント機能を無効にします。

-nockpt
-nocheckpoint
チェックポイント機能を無効にします。 システムコールのオーバーライドも無効にします。

-show
scorec++ スクリプトによって呼び出されるコマンドおよびその引数を表示します。

環境変数
SCORE_BUILD_COMPILERS
-compiler オプションが指定されていなかった場合、 この環境変数を探します。 SCORE_BUILD_COMPILERS は script=compiler あるいは compiler という形式のものがスペースもしくはカンマで区切られています。 -script オプションで指定されたスクリプトもしくはデフォルト スクリプトが script にマッチするものがあればそのコンパイラを 使用します。 そのスクリプトにマッチするものがなく, compiler のみのエントリが あった場合はそのコンパイラを使用します。 それもない場合はシステムのデフォルトを使用します。
SCORE_COMPILERS
-compiler_path オプションが指定されていなかった場合、 この環境変数を探します。 SCORE_COMPILERS は script=path あるいは path という形式のものがスペースもしくはカンマで区切られています。 -script オプションで指定されたスクリプトもしくはデフォルト スクリプトが path にマッチするものがあればそのコンパイラを 使用します。 そのスクリプトにマッチするものがなく, path のみのエントリが あった場合はそのコンパイラを使用します。 それもない場合はシステムのデフォルトを使用します。
SCORE_COMPILER_ENV
-script オプションが無かった場合、その環境のスクリプトであると みなします。 通常は使用しません。
関連項目
environ(7)

CREDIT
This document is a part of the SCore cluster system software developed at PC Cluster Consortium, Japan. Copyright (C) 2003 PC Cluster Consortium.