[SCore-users-jp] PC Cluster Symposium開催案内
Yutaka Ishikawa
ishikawa @ is.s.u-tokyo.ac.jp
2004年 12月 3日 (金) 22:20:07 JST
SCoreユーザの皆様、
シンポジウムプログラムがフィックスしましたので、再度開催のアナウンスを
させて頂きます。
石川
-------------------------------------------------------------------------------
第四回PCクラスタシンポジウム
2004年12月16日(木)〜17日(金)
日本科学未来館
主催:PCクラスタコンソーシアム
参加費:無料
定員:300名
事前登録:http://www.pccluster.org/
事前登録の〆切は12月10日(金)です。当日登録参加も受け付けますが、事前登
録されていない方は資料をお渡しできない可能性もあります。参加を検討され
ている方は、PCクラスタコンソーシアムホームページから事前登録の程お願い
致します。
開催概要
2001年10月に発足したPCクラスタコンソーシアムは、日本発のクラスタシステ
ムソフトウェアSCoreの開発・支援を通して国内外のPCクラスタ市場の発展に
貢献しております。計算センタによる大規模PCクラスタやグリッドコンピュー
ティングにおけるグリッド構成要素としてのPCクラスタにSCoreクラスタシス
テムソフトウェアが本格的に利用されています。
PCクラスタコンソーシアム主催の第四回PCクラスタシンポジウムでは、1日目
にSCoreの導入方法、SCoreにおけるプログラミングに関するチュートリアルを
開きます。また、シンポジウム前日に開催される開発部会で議論されるSCore
次期バージョン6.0の概要を速報します。
さらに、「PCクラスタのセンタ運用その後」と題してパネル討論を行います。
パネリストには、SCoreによるPCクラスタの可能性に着目してセンタ運用の実
績を積まれている先生方をお招きしております。
2日目には会員企業によるPCクラスタ導入事例など、PCクラスタに関する最新
の動向をお伝えします。また、「次世代PCクラスタの行方」と題してパネル討
論を行います。パネリストには、企業で次期システムを研究開発されている
方を招き、10G Network、マルチコア、低消費電力技術がもたらす新しいPCク
ラスタ像について議論していきます。
また、二日間に渡って会員企業展示も併設致します。最新のPCクラスタ機器を
御覧になることが出来ます。
----------------------
16日:テクニカルセッション
----------------------
10:00 -- 受付開始
10:30 -- 11:45
SCore入門
原田 浩 (日本ヒューレット・パッカード株式会社)
概要:SCoreの概要およびSCore 5.8.1のインストール方法を実機を用いて
紹介します
13:30 -- 13:50
速報「SCore 6.0概要」
石川 裕 (東京大学)
概要:SCoreの次期バージョンである6.0についてその概要を紹介します。
6.0では、5.Xで問題になっていたあるいは実現していなかった機能
を提供する予定です。詳細はシンポジウム前日の開発部会で議論
され開発が始まります。
13:50 -- 14:30
MPI通信ライブラリ いろいろ − MPICH, LAM/MPI, Open MPI, YAMPII −
石川 裕 (東京大学)
概要:フリーで入手できるMPI通信ライブラリを紹介すると共に、SCoreで
稼働しているMPICH/SCore, 東大で開発しているYAMPII/SCoreの特徴、
性能評価を紹介します。
14:45 -- 15:45
PMv2レベルプログラミング入門
住元 真司 (富士通研究所)
概要:SCoreが提供する性能ぎりぎりまで使ってアプリケーションを開発
したい人向けに、SCoreが提供する低レベル通信ライブラリであるPMv2による
プログラミングを紹介します。
16:00 -- 17:30
パネル「SCoreセンタ運用その後」
司会: 佐藤 三久(筑波大)
パネリスト:
松岡 聡(東京工業大)、朴 泰祐(筑波大)、
黒川 原佳(理化学研究所)、横川三津夫(産業技術総合研究所)
概要:
昨年度のPCクラスタシンポジウムにおけるパネル討論「PCクラスタのセンタ運
用」の続編として、今回、「SCoreセンタ運用その後」というタイトルで、再び
本格的PCクラスタ運用に関する議論を行なう。この一年間に、2048プロセッサ
構成の大規模PCクラスタが国内に2サイト設置され、運用が開始されている。
また、アプリケーションに特化したPCクラスタ構築の計画もある。これら本格
的運用の実態と今後の展望を有識者の方々と議論していく。
----------------------
17日:一般セッション
----------------------
9:30 -- 受付開始
○ オープニング
10:00 -- 10:20
コンソーシアム紹介ならびに今後のSCore開発
石川 裕 (東京大学)
○ PCクラスタプラットフォームの動向
10:20 -- 11:00
HPC (ハイ・パーフォーマンス・コンピューティング)へのインテルの取り組み
株式会社インテル HPCプログラム担当マネージャ 池井 満
11:00 -- 11:40
クラスタにおけるAMDの取り組みとOpteron(tm)プロセッサの最新動向
日本AMD株式会社
CPGマーケティング部 エンタープライズビジネスデベロップメント課長
山野洋幸
○ メンバ企業によるSCoreクラスタ導入事例・応用事例・今後の取り組み
- 13:00-13:30
「富士通のPCクラスタへの取り組み」
株式会社富士通研究所 ITコア研究所 グリッド&バイオ研究部 久門 耕一
概要:(株)富士通研究所は、本年、計算機センター運用用途の2048CPUの
SCore搭載PCクラスタを納入しました。また、産業用途の大規模PCクラスタの
本格導入も始まっています。本講演ではこのような大規模PCクラスタで
必要な技術と富士通の取り組みについて御説明致します。
- 13:30-14:00
「ソフトウェアクレイドルにおけるパラレル製品の現況」
株式会社ソフトウェアクレイドル 技術部 黒石浩之
概要:先ごろ2CPUに限定したWindows版パラレルソルバーの販売を開始いたし
ました。一方、先行しているUNIX/LINUXベースの環境は大規模になってきてい
ます。これらの性能検証と取り組みについて、ご説明させていただきます。
- 14:00-14:30
「大規模PCクラスタシステム導入事例紹介」
株式会社日立製作所 公共システム事業部 谷田貝 洋光
概要:(株)日立製作所が2003年度に納入した大規模PCクラスタシステムに関
し、システムの位置付け、構成、ユーザ利用やシステム運用、システム安定運
用への取り組み、グリッドへの対応等、事例紹介を行います。
- 14:50-15:20
「日本HPのPCクラスタへの取り組みについて」
日本ヒューレット・パッカード株式会社
アジアパシフィック・Linux/HPTC推進本部 中野 守
概要:日本HPにおけるPCクラスタの位置付けと今後の取り組みをご紹介しま
す。PCクラスタビジネスにどのように貢献し、ビジネスを拡大していくかにつ
いてご説明します。
- 15:20-15:50
「NECのHPCクラスタへの取組みについて」
日本電気株式会社
第一コンピュータソフトウェア事業部・HPCエンジニアリングセンター
竹内 義晴
概要:NECのHPCクラスタの製品ラインナップの紹介とHPCクラスタの実業務に
浸透しつつある状況について紹介します。
○ パネル討論会
16:00 -- 17:00
次世代PCクラスタの行方
− 10G Network, マルチコア, 低消費電力技術がもたらす新展開 −
司会: 石川 裕
パネリスト(企業名あいうえお順):
平野 浩介 インテル株式会社
エンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部
統括部長
千田 哲秀 日本電気株式会社
コンピュータ事業部第三技術部長
柏山 正守 株式会社日立製作所
エンタープライズサーバ事業部
事業企画本部海外事業推進室
グローバルマーケティング担当部長
久門 耕一 株式会社富士通研究所 ITコア研究所
グリッド&バイオ研究部長
概要:
10 Gbps超ネットワーク、マルチコア、低消費電力技術と、新世代コモディティ
が注目を集め始めました。このような技術が具体的に、どのような形で市場に
普及していくのか、また、これら要素技術によって、次世代PCクラスタが
どのように変貌していくのか議論します。
2日間通して以下の企業会員による企業展示を併設しております。
・株式会社アックス
・住商エレクトロニクス株式会社
・株式会社東清システム・インテグレーションズ
・株式会社日本コンピューティングシステム
・日本電気株式会社
・日本ヒューレット・パッカード株式会社
・株式会社日立製作所
・富士通株式会社
・株式会社ベストシステムズ/スイミー・ソフトウェア株式会社
----------
SCore-users-jp メーリングリストの案内