第六回PCクラスタシンポジウム
2006年12月14日(木)〜 15日(金)
日本科学未来館

主催:PCクラスタコンソーシアム
参加費:無料
定員:300名
http://www.pccluster.org/event/symp/2006

第六回PCクラスタコンソーシアムは盛況のうちに終了致しました。


開催趣旨

2001年10月に発足したPCクラスタコンソーシアムは、国内主要コンピュータベ ンダおよびPCクラスタのサポートビジネスを展開している企業、PCクラスタを 利用している大学、研究機関、個人などから構成される非営利団体です。 PCクラスタコンソーシアムは、日本発の高性能クラスタシステムソフトウェア SCoreの開発・支援を通して国内外のPCクラスタ市場の発展に貢献してきてお ります。 当コンソーシアム主催のPCクラスタシンポジウムでは、SCoreの最新情報のみ ならず、PCクラスタプラットフォームの最新情報をお届けし、また、ユーザの 皆様との交流の場を設けております。

第6回目のPCクラスタシンポジウムでは、最新のSCore版であるSCore 6.0 Development KitのDVDを配布します。SCoreの紹介、PCクラスタに関するメン バ企業の取り組みの紹介に加えて、ペタフロップス時代を迎えようとしている 高性能コンピュータとPCクラスタの関係に焦点を当てて、PCクラスタの将来を 展望します。また、2 日間を通して併設して企業展示が行なわれます。

皆様の御参加をお待ちしております。


会場:日本科学未来館

14日(木) テクニカルセッション

  • 9:30- 受付開始

  • 10:30-11:45 SCore 紹介
    原田 浩 (日本ヒューレット・パッカード株式会社)
    概要:SCoreの概要とV6.0ご紹介

  • 13:30-14:30 基調講演 「ペタフロップス時代の到来とPCクラスタの役割」
    姫野 龍太郎 (独立行政法人理化学研究所)

  • 14:30-15:00 休憩

  • 15:00-16:30 パネル討論: 「ペタ時代に向けた要件とSCoreの役割と課題」
    司会: 石川 裕 (東京大学)
    パネリスト:
    姫野 龍太郎 (独立行政法人理化学研究所)
    西川 武志 (東京工業大学)
    住元 真司 (株式会社富士通研究所)
    清水 正明 (株式会社日立製作所)

  • 16:30 - 17:30 企業展示

  • 17:30- 懇親会 (参加費2000円)

15日(金) 一般セッション

  • 9:30- 受付開始

  • 10:30-11:00 SCoreアップデート、今後の展開
    石川 裕(東京大学)

  • 11:00-12:00 PCクラスタプラットフォームの動向

    • 11:00-11:30 Intel マルチ・コア・コンピューティングの威力 - 最新ハードウェアとソフトウェアの紹介
      池井 満 (インテル株式会社)

    • 11:30-12:00 AMD Opteron(TM) プロセッサ 最新情報アップデート 〜HPCクラスタプラットフォームとしての優位性〜
      山野 洋幸 (日本AMD株式会社)

  • 13:30-15:15 メンバ企業によるSCoreクラスタ導入事例・応用事例・今後の取り組み

    • 13:30-13:45 Altair PBS GridWorksのご紹介
      大室 貴廣 (アルテアエンジニアリング株式会社)
      Altair PBS Professionalとe-Computeを組み合わせた総合コンピューティング・リソース運用・管理ソリューションについてのご紹介や今後の取り組みについて
    • 13:45-14:00 業務に浸透するPCクラスタとNECの取組み
      竹内 義晴 (日本電気株式会社 グリッド推進センター)
      さまざまな分野、さまざまな業種において、 多くの業務でPCクラスタが使われて来ています。 実際の業務のどのようなところでPCクラスタが 使われているかの概略をご紹介します。 また、そうした中でのNECのPCクラスタに対する 取組みについてご紹介させていただきます。
    • 14:00-14:15 多様化するPCクラスタニーズを支える富士通の技術
      久門 耕一(株式会社富士通研究所)
      富士通では、多様化するPCクラスタニーズを解決するための様々な技術を開発 しています。今回は、理化学研究所様と共同で開発した、特性の異なる複数の PC クラスタで構成されるシステムの運用コストを低減する「メタスケジュー ラ」の概要を中心にご紹介します。
    • 14:15-14:30 休憩
    • 14:30-14:45 大規模PCクラスタシステム 導入事例のご紹介 筑波大学 計算科学研究センター殿 PACS-CS
      伊藤 洋志 (株式会社日立製作所)
    • 14:45-15:00 日本HPのPCクラスタビジネスへの取り組み
      根本 雅樹 (日本ヒューレット・パッカード株式会社 エンタープライズストレージ・サーバ統括本部 開発・企画本部)
      日本HPにおけるPCクラスタの位置付けと今後の取り組みをご紹介します。 PCクラスタビジネスにどのように貢献し、ビジネスを拡大していくかについてご説明します。
    • 15:00-15:15 Development Tools for HPC & Multicore applications
      堀 敦史 (Allinea Software)
      MPI、OpenMP に対応した並列デバッガ DDTと並列プロファイラ OPT の概要について発表する。

  • 15:15-15:30 休憩
  • 15:30-17:00 パネル討論: 「PCクラスタの将来展望 −汎用スパコンになり得るか? 運用、実装、アプリ、人材の観点から−」
    司会: 西 克也 (株式会社ベストシステムズ)
    パネリスト:
    重谷 隆之 (独立行政法人理化学研究所)
    久門 耕一 (株式会社富士通研究所)
    愛野 茂幸 (日本電気株式会社)
    畑崎 隆雄 (日本ヒューレット・パッカード株式会社)
    堀 敦史 (Allinea Software)


企業展示

2日間通して以下の企業会員による企業展示を併設しております。

12 月 14 日10:00 〜 17:30
12 月 15 日10:00 〜 15:30

  • 株式会社アックス
    AXEは携帯機器やインターネット家電に必要な基本ソフトウェア 知的情報処理のためのAI技術、及びそれらに必要なサーバ技術を 開発提供し、それらの開発サポート、コンサルテーションを行います。 今回はSCoreベースの64ビットクラスタOS「axLinux雷神」と SCoreにかかわるサービスのご紹介を行います。

  • 日本ヒューレット・パッカード株式会社
    2ソケット/4コアのXeon搭載サーバ、HP ProLiant DL360を展示いたします。

  • 株式会社日立製作所
    日立製作所は、筑波大学のコモディティ部品を用いて科学技術計算に最適な システムを開発する「PACS-CS」プロジェクトに富士通(株)(3次元ハイパー クロスバー対応PMドライバ開発)と参画した。 筑波大学のデザインに沿ってPACS-CSの実装に6ヶ月、製造、システム構築、 検証に6ヶ月をかけて開発を進めた。 大学とメーカの連携により、計算科学と計算機工学の研究者から直接のご指導 を頂き大規模クラスタシステムを実現した。 国産の「SCore」をクラスタリングソフトとして採用し、今回初めて2,560台と いう大規模で動作検証もできた。 本年7月より実運用を開始し、大規模クラスタシステムでのSCoreの安定性、 運用性の実証に寄与できたと考える。 弊社が担当した内容及び開発したハードウェアを中心に展示する。

  • 富士通株式会社
    当社のPC-CLUSTER最新技術のご紹介として PRIMERGYでのWindwosCluster(WCCS)のデモンストレーション Ininibandに続く新しいInterconnectとして注目されている10GBEthernetを構成する 10Gスイッチのご紹介。さらに少スペース・高性能を睨んだWoodcrest搭載のブレード 型サーバPRIMERGY BXシリーズをご紹介をさせて頂く予定です。

  • 株式会社日本コンピューティングシステム
    企業・大学の研究室等に設置する事を前提にJCSが開発した超静音型クラスタシステムです。ラックマウントサーバーを使用したシステムとは比較にならない静かな開発環境を提供します。展示会場には64bitデュアルコアIntel Xeonプロセッサ CPUを24基搭載したクラスタ専用筐体にSCoreクラスタシステムソフトウェアをインストールしたシステムを展示致します。

  • 住商情報システム株式会社
    Myri-10G Real 10-Gigabit/s Cluster Interconnect 10-Gigabit Ethernet AND 10-Gigabit Myrinet

    先月開催されたSC2006 においてBandwidth Challenge の1位から3位まで全てに Myr-10G が採用されていました。従来のHPC マーケットはもとよりEthernet 分 野にもその実力を示しています。今回はMyri-10G のご紹介と富士通株式会社様 (販売元:株式会社PFU様)のご協力により10Gigabit Ethernet スイッチを出展 します。

  • 日本電気株式会社
    Xeon Dualコアマシン/RHEL4上で最新のSCore6.0を動作させています。 Intel コアアーキテクチャは高い性能を発揮する一方で発熱が少なく, その特徴を最大限に発揮する実装をご提案しています。 静音(防音)ラック、オフィスラック等をご覧いただけます。 また、SCoreセットアップの自動化ツールと SX等で実績のあるスケジューラNQSIIのPCクラスタ 版をご紹介しています。

  • 株式会社富士通九州システムエンジニアリング

    64ビットLinux対応「Fortran&C Package 64 V1」 Fortran ,C言語で記述された科学技術計算向け64ビットアプリケーションプログラムの 開発(翻訳、デバッグ、実行、チューニングなど)を強力に支援する統合的な開発環境 をご紹介します。

  • 株式会社ベストシステムズ
    TYPHOON 600シリーズ パーソナル スーパーコンピュータ Intel Xeon 5300 “Clovertown”プロセッサ使用のTyphoon 600シリーズの紹介。 TyanPSCは、Microsoft Windows Compute Cluster Server 2003およびLSTCのLS-DYNA やWolframのgridMathematicaなどのISVアプリケーション運用時に、Tyanのクラスタ システム設計技術、Intelのプロセッサ技術におけるハードウェア統合は、Typhonn 600システムが達成する性能と効率性を実証しました。TyanPSCの次世代Typhoonパー ソナル スーパーコンピュータは導入や使用が容易なターンキーシステムであり、標 準の壁コンセントからの僅か15 Ampの条件で、オフィスや他の環境において傑出した 256 GFLOPの性能を実現します。 オフィス環境に1/4Teraflop性能を叩き出すシステムを提供することにより、パー ソナル スーパーコンピューティングの性能面での妥協を過去のものとします。