SC2005出展報告

2005年12月8日

普及部会SC2005タスクフォース(NEC泓)

 

2005年11月14日(月)〜17日(木)、米国ワシントン州シアトルにおいて、スーパーコンピューティングの国際会議であるSC2005が開催され、当コンソーシアムも例年の通り本会議の展示会に出展いたしましたので、その概要を報告いたします。

今回の会場はWashingtonStatesConventionCenterでしたが、建物の都合で大きく展示ゾーンが2つ分かれていました。当コンソーシアムブースはそのうちの一つの一番奥のエリアであり、 もう一方の巨大コンピュータベンダのひしめくエリアに人が流れてしまうのでは、と開始前には正直一抹の不安がありました。
ところが、いざ展示会が始まってみると、そうした心配は無用でした。こちらのゾーンの入口付近に大きなマイクロソフトブースがあったことと、そもそも今年は過去にない多数の登録者数、出展社数 であったこともあり、ブース周辺には比較的コンスタントに人の流れができていました。
今年はコンソーシアムとしての出展は4回目(単独では3回目)で、昨年比較的好評であった展示をさらにブラッシュアップし工夫をこらしました。
まず、昨年度までのパワーポイントによるコンソーシアム紹介を、今回コンソーシアム紹介ビデオに変えブースで上映しました。ビデオのコンテンツとしてはコンソーシアム、SCoreの概要紹介 とSCore対応アプリケーションとしてソフトウェアクレイドル様からSC/Tetraのデモ画面データと、理化学研究所様からRikenSuperCombinedCluster(大規模なSCore クラスタ事例)の紹介ビデオデータを提供いただきました。最終的には効果音も入れ、かなり洗練した内容になりました。
それから、幸運だったのが今回レンタルしたブースキットでした。
例年はいかにも「借り物」という印象を受けるつくりだったのですが、今年のブースキットは濃紺のパネルにフレームが黒、 しかも質感も建付けも良いものが出来ていました。また、CD-ROMのカバーをショッキングピンクにしましたが、これが ブースキットの濃紺に映え、展示会業者から偶然プレゼントされたピンクの花とコーディネートされる形になりました。
結果としてブース全体が非常に引き締まりました。

会場のWashingtonStatesConventionCenter コンソーシアムブース全景

結果、日本から持って行ったカタログ(企業からの提供物も含む)、CD-ROMは 昨年以上に配布(コンソーシアムカタログは500部持って行き352部配布、CD-ROMは500枚持って行き454枚配布)することができました。
また、今年はソフトウェアクレイドル様、富士通様、アルテアエンジニアリング様、日本HP様、理化学研究所様およびNECから ノベルティを拠出いただき、ブースの集客に大きく貢献しました。提供いただいた企業メンバー各位に改めてお礼申し上げます。

毎度のことながらブースの運営に多大なご尽力をいただいた住元さん@富士通研、堀さん@allinea、その他ブース設営関連で協力いただいた伊藤さんおよび石田さん@NECフィールディング、事務局の稲垣さん@アイシーエスコンベンションデザイン、および石川会長、 本当にありがとうございました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

コンソーシアムブースのあったエリアの入り口 コンピュータベンダのひしめくエリア

来年のSC2006はフロリダ州タンパです。来年への反省として、更なるブース準備/運営の効率化が 挙げられます。
普及部会、理事会の場で提案していきたいと思っています。

以下今年のブースデモ内容です。

今回のデモはNECのItanium2プロセッサ搭載のブレードサーバおよびXeonプロセッサ搭載のPCサーバ「Express5800シリーズ」を日本から空輸し、そこでSCore最新版のデモンストレーションを行いました。今回も住商エレクトロニクス様より Myrinet2XPを借用し稼動させました。住商エレクトロニクス様、Myrinetの貸し出し誠にありがとうございました。

コンソーシアム紹介ビデオの流れている様子 コンソーシアム受付カウンター
SC2005のゲート その裏側に「来年タンパで会いましょう!」

また、会期中に、石川会長は、ROCKSグループとSCore 5.8.3のマージについて、 OpenIBグループとは後の協力関係に関する打合せを持つなど、他団体との交流も積極的に行いました。