SCOOP(8) | SCOOP(8) |
Scoop -s server [-port tcp_port] [-i interval]
[-small] [-W]
Scoop
は SCore クラスタシステムソフトウェアのリソースデータをモニタする、クラスタリソースモニタリングツール SCOOP 用のモニタリング GUI です。
SCOOP は SCore クラスタシステムソフトウェアで使われている、PC クラスタシステム用のシステムモニタリングツールです。エージェントプログラム(scoopd
(8))、データ収集サーバプログラム(ScoopServer
(8))、およびサーバが収集した情報を表示する GUI ツール(このプログラム)の三つのコンポーネントからなっています。
Scoop
では以下のオプションが利用できます:
-s server
ScoopServer
(8) の動いているホストをコンマで区切ったリストで指定します。このオプションは必須です。
-port tcp_port
ScoopServer
との通信に用いる TCP ポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は 4010 です。複数のサーバが -s
オプション付きで指定されている場合には、全てのサーバが同じポート番号を使用しなければなりません。
-i interval
server
から更新された情報を要求する間隔を(秒数で)指定します。デフォルトでは 60 秒です。
-small
-W
Scoop
は Swing ライブラリのインストールされた Java プログラミング環境があればどのマシンでも実行することができます。マシンはクラスタ内のホストである必要はありません。Scoop
は任意の数の ScoopServer
と通信し、クラスタホストリソース情報を整形された表の形で表示することができます。クラスタホストの活動は、クラスタの各ホストがマトリックス内のブロックで表されたブロックマトリックスで表示されます。ユーザは複数のクラスタの活動状況を容易に一つの視点から見ることができます。
実行中、Scoop
は -s
オプションで指定された全てのサーバとの接続が確立されるのを待ってから、ブロックマトリックスにホストの状態を示すウィンドウを表示します。クラスタ内、あるいは他のクラスタ内のホスト間の区別はされません。はじめに、各ホストがホストの名前がかかれたブロックでマトリックス中に表されます。"Control" プルダウンメニューから "Toggle Grid Size" を選ぶと、各ホストが小さい四角で表されるようにブロックが切り替わります。ホストの状態はブロックの色で表されたままです。
クラスタホストのリソース情報は "Control" プルダウンメニューから "Open Resource Information..." を選んで表示させることができます。リソース情報データの表が新しいウィンドウに表示されます。この情報も定期的に更新されます。情報は "Control" プルダウンメニューから "Update Information" を選ぶことでいつでも更新することができます。
はじめは、全てのカテゴリの情報が表の中に表示されています。"Control" プルダウンメニューから "Choose Categories..." を選択すると、チェックボックスウィンドウが表示されます。各チェックボックスをオン/オフして表中に表示するカテゴリを選択することができます。カテゴリには以下のものがあります:
ScoopServer
(8),
scoopd
(8)