scoreboard はクラスタデータベースを維持するためのクラスタデータベースサーバです。scoreboard はクラスタノードが使用される前、および msgbserv(8), scout(1) または scrun(1) といったコマンドが実行される前に起動されている必要があります。scoreboard はホストやネットワークの情報を管理し SCOUT および SCore がクラスタをコンフィギュレーションできるようにします。
-defects オプションでファイル名が指定された場合、指定されたファイルが読み込まれ、そのファイル中にリストされているホストがデータベースから削除するホストとしてマークされます。除外するホスト名は各行に一つずつ記述します。このオプションはホストを一時的に除外するために使用します。
scoreboard では以下のオプションが利用できます:
- -help
-
コマンドの書式を表示します
- -port socket-portno
-
ソケットのポート番号を指定します。デフォルトのポート番号は 9950 です
- -file db-filename
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クラスタコンフィギュレーション情報を保持するデータベースファイル名を(絶対パスで)指定します
- -defects defected-hosts-filename
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除外するホストがリストされているファイル名を(絶対パスで)指定します。
- -n number-of-processes
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起動するデーモンプロセスの数を指定します(Solaris 版では実装されていません)
実行中、scoreboard はコンフィギュレーション情報をコンフィギュレーションファイル(デフォルトでは (INSTALL_DIR)/etc/scorehosts.db)から読み込みます。