- 名称
-
cstest - クラスタ全体で PM をテストします
- 書式
-
% cstest [options]
- 解説
-
Cstest
はクラスタ全体で PM のテストを行います。
- 注意事項
-
Cstest
は rsh を用いて遠隔プロセスを
を起動します。このため、cstest
の起
動されたホストからテストする全てのクラスタノードへ rsh(1) が可能である
必要があります。
また、全てのノードにファイルをコピーするか、NFS の
ようなファイル共有機能を用いて、同じ実行ファイルにアクセス可能な状態に
なっている必要があります。
さらに、同一ディレクトリに chdir するた
め、環境変数 PWD
に cstest
の起動された作業
ディレクトリの論理パスが設定されている必要があります。
tcsh
、bash
および zsh
のような
シェルは PWD を正しく設定します。他のシェルを使用している場合で、かつ、
ファイル共有のためにautomount
やamd
を利用し、
作業ディレクトリの論理パスが絶対パスと同じでない場合は、環境変数
PWD
は手動で設定する必要があります。
- OPTIONS
-
-type device
-
Device が PM のデバイスのタイプとして使用されます。
デフォルトは "myrinet" です。
-config config_file
-
Config_file がネットワークコンフィギュレーションに使用されます。
デフォルトは "pm.cnf" です。
-trunk:trunk_num config_file
-
このオプションはPM/Ethernetでのみ有効です。Trunk_numでトラン
ク番号(0,1,2...)を指定し、config_file がそのトランクで利用する
ネットワークコンフィギュレーションに使用されます。
-firmware firmware_file
-
Firmware_file ファイルが NIC ファームウェアとして使用されます。
デフォルトは "pm.mcp" です。
-agent agent_command
-
デバイス・タイプが "agent" だった場合に、PM/Agent のエージェント・コマンド名として、この引数が必須となります。
現在のところ、この引数に指定できるのは、UDP による通信を行うエージェントである "pmaudp" のみです
-chan chan
-
Chan がテストする PM チャンネル番号として使用されます。
デフォルトはゼロです。
-context ctx
-
Ctx がテストする PM コンテキスト番号として使用されます。
デフォルトはゼロです。
-len length
-
Length バイトのメッセージがテストに使用されます。
デフォルトは 8 バイトです。
-count count
-
このオプションはテストの回数を指定します。
デフォルトは無限大です。
-pe num_pe
-
Num_pe テストするPE数を指定します。
デフォルトはクラスタの全PEです。
-base base_pe
-
Base_pe は試験を行なう最初のPE番号を指定します。
デフォルトはPEゼロ番です。
-burst
-
バースト転送テストを行ないます。
これがデフォルトです。
-ping
-
バースト転送テストではなく、ping-pong転送テストを行ないます。
-v
-
-verbos
-
テストの経過を表示します。
デフォルトはエラー以外なにも表示しません。
- EXAMPLE
-
% cstest -v -pe 32 -ping
ping-pong転送テストを32PEで実行します。
- ERRORS
-
Cstest
はエラー発生時以下のようなエラーを出力します:
- node_name(pe#) function: error
- そのノードのfunctionという関数でerrorという
エラーが発生しました。
- node_name(pe#) function: Operation timed out
- そのノードの関数functionにおいてタイムアウトのエラー
が発生しました。
- node_name(pe#) Signal: Interrupted system call
- そのノードでシグナルによりテストが中断されました。