関西ワークショップ
− 1日で分かるPCクラスタの現状 −
2007年3月16日(金)10:00 - 16:30
富士通株式会社 関西システムラボラトリ
主催:PCクラスタコンソーシアム
参加費:無料
定員:100名
http://www.pccluster.org/event/workshop/2007
事前登録は終了しました。
参加希望の方は当日お越しいただきますようお願い申し上げます。
概要
PCクラスタコンソーシアム主催のクラスタに関するワークショップを関西で開 催致します。午前中は、クラスタの入門として、理化学研究所の青山幸也氏に クラスタ上の並列プログラミングの初歩を講演して頂きます。また、PCクラス タコンソーシアムが配布しているSCore 6.0の紹介を日本ヒューレット・パッ カードの原田浩氏に講演して頂きます。 日本の代表的大規模クラスタとして、筑波大学の朴泰祐先生にPACS-CS、東京 工業大学の松岡聡先生にTSUBAMEのご講演をお願いしております。
会場:富士通株式会社 関西システムラボラトリ
8FセミナールームB
プログラム
9:30 - 10:00 受付
10:00 - 10:15 オープニング
石川 裕 (東京大学)
10:15 - 11:15 並列処理とMPI通信ライブラリ入門
青山幸也 (理化学研究所)
概要: 分散メモリー型並列計算機で並列計算を行う際に使用する通信ライブラリMPIと、 プログラムを並列化する際の考慮点について概説します。
11:15 - 11:45 SCore 入門
原田浩 (日本ヒューレット・パッカード株式会社)
概要: SCoreとBeowulfクラスタ、どこがちがうのか? SCoreの歴史と特長を紹介します。
11:45 - 13:00 break
13:00 - 13:45
PACS-CS
と計算科学
朴泰祐 (筑波大学)
概要: 筑波大学計算科学研究センターにおいて平成18年7月から稼動開始した科学技 術計算向け超並列クラスタPACS-CSの運用状況を報告する.PACS-CSの性能概略と, 現在プロダクトランを継続しているQCDアプリケーションを始め,物性物理・気 象シミュレーション等,本センターにおけるアプリケーション事例について紹介 する.
13:45 - 14:30
TSUBAME
との一年 --- PCクラスタの勝利 ---
松岡聡 (東京工業大学)
概要: TSUBAMEは、我国最高速のスパコンとして設計・実装されたが、一万CPU規模の 「みんなのスパコン」でもあって、莫大なPCのEcosystemを利用することこそ が今後の大規模スパコン構築の正しい道筋であることを実証した。そのような TSUBAMEの過去一年の構築から運用経験を語る。
14:30 - 14:40 break
14:40 - 16:30 パネル討論「クラスタの現状と今後」
司会: 石川裕 (東京大学)
パネリスト:
原田 浩 (日本ヒューレット・パッカード株式会社)
西 克也 (株式会社ベストシステムズ)
竹内 義晴 (日本電気株式会社 グリッド推進センター)
久門 耕一 (株式会社富士通研究所)
(TBA)
概要: 企業のクラスタに関する現状の取り組みをパネル形式で紹介し、 ユーザの要望を聞きながら、今後の取り組みについて議論していきたい。