SC2004出展報告

2004年11月22日

普及部会SC2004タスクフォース(NEC泓)

 

2003年11月8日(月)〜11日(木)、米国ペンシルバニア州ピッツバーグにおいて、スーパーコンピューティングの国際会議であるSC2004が開催され、当コンソーシアムも本会議の展示会に出展いたしましたので、その概要を報告いたします。

今年のSCはコンソーシアムとしての出展は3回目(単独では2回目)であり、昨年までのさまざまな反省をもとに工夫を凝らしました。
具体的には動線(人の流れ)のいかに良いところにブースをとるか、そして海外ならではの照度の低い会場でいかにアイキャッチをするかという2点についてタスクフォースで検討しました。

まずブースの場所に関しては、昨年のSC2003の会期中にブースセレクションのミーティングに出席し、なるべく大きなブースのそばでしかも、隣のブースが ないという場所を確保することができました。その結果、アルゴンヌ、SDSC、NASAなど著名な研究機関ブースにたどり着くまでの通り道付近だったということも幸いし、かなり人通りが 多い良い場所でした。
2点目のアイキャッチに関しては、まずコンソーシアムのライト式看板(サイン)を格安で作成することができ、日本から持ち込むことができました。更に人通りの多い通路側の受付に 現地で調達した$19のライトを設置しました。そして、その下にSCore CD-ROMやGiveAwayを置き目立つようにしました。また今年のCD-ROMの 表紙は昨年の白色で目立ち難かったという反省を活かしライムイエローとしました。

コンソーシアムのサイン 受け付けのライトに映えるCDとGiveAway

上記の結果、昨年と比較にならない位一般の方が立ち寄っていただけました。日本から持って行ったカタログ(企業からの提供物も含む)、CD-ROMは ほとんど配布(カタログは500部持って行き360部配布、CD-ROMは480枚持って行き410枚配布)、しかも海外の方が熱心にブースに立ち寄っていろいろ質問・議論をしていく光景が見られました。
また、前年実施した企業プレゼンはパワーポイントのオートデモに全面的に吸収することとし、立ち寄り易い雰囲気を作るよう工夫 したとこも大きな成果でありました。その中で理研様からいただいた紹介ビデオを上映しましたが、立ち止まってビデオを見ていく 方が目立ちました。ビデオのご提供に大変感謝しております。

毎度のことながらブースの運営に多大なご尽力をいただいた住元さん@富士通研、堀さん@allinea、その他ブース設営関連で協力いただいた田中さんおよび伊藤さん@NECフィールディング、事務局の小久保さん@アイシーエスコンベンションデザイン、および石川会長、 本当にありがとうございました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。

会場のDavid Lawrence Convention Center ブースに立ち寄り熱心に質問する方

来年のSC2005はワシントン州シアトルです。来年への反省として、(1)ブースで流せるコンソーシアム紹介のビデオ を準備できないか (2)人目を引くGiveAwayの確保、などについて検討が必要と感じております。

以下ブースのデモ内容です。

今回のデモはNECのItanium2プロセッサ搭載のブレードサーバを日本から空輸し、そこでSCore最新版の実演および住商エレクトロニクス様より Myrinet2XPを借用し稼動させました。住商エレクトロニクス様、Myrinetの貸し出し誠にありがとうございました。

NECのブレードサーバでSCore5.8.1最新版のデモ ブレードサーバとMyrinet2XP
また、会期中に、石川会長はIntel社と会談し、Intel MPI環境をSCoreに統合する ための相談を行ないました。さらにOSCARプロジェクトの関係者と打合せを行ない、 OSCARとのマージに関する議論も行なうなど、昨年同様他団体・企業との交流も積極的に行いました。