第1回並列プログラミング講習会

共催 東京大学情報基盤センター
PCクラスタコンソーシアム(実用アプリケーション部会)
日時 2015年9月12日(土) 10:00~18:00
会場 富士通株式会社 北陸支社 大会議室(15F)
住所:石川県金沢市昭和町16-1
ビル名:ブィサージュ
※金沢駅(東口)より雨具なしにお越しいただけます
参加費 無料
定員 48名(定員になり次第申込み受け付けを終了します)
講習会HP: 詳しくはこちらをご覧ください

開催趣旨

 並列処理プログラミングの初心者を対象とした、プログラム高速化の基礎、OpenMPの基礎、および、MPIの基礎の座学講習会です。受講料は無料です。
 本講習会は、OpenMPやMPIの機能すべてについて学ぶのではなく、よく利用される機能、および、実用でよく生じる利用と性能の観点での問題、および、近年のCPUにおけるチューニングで問題となった事例について講習いたします。 また、エクサスケールコンピューティングに向けて必須となるHybrid並列化手法(MPIとOpenMPを用いた並列化)に向けた、入門的な解説も行います。

講習会プログラム

9月12日(土)

10:00 - 10:30 受付
10:30 - 12:00 プログラム高速化の基礎
・ 良い実装、悪い実装とは
・ ループ交換、連続アクセス化
・ ループアンローリング
・ キャッシュブロック化
・ 数値計算ライブラリの利用
・ 高速化実例:行列-行列積
13:00 - 14:30 並列処理とMPIの基礎
・ 並列処理の基礎
・ 性能評価指標、アムダールの法則
・ MPIインターフェース、通信の種類
・ 通信高速化実例:プロセス間のデータ加算
14:45 - 16:15 OpenMPの基礎
・ OpenMPの基礎
・ OpenMPのAPI説明
・ スケジューリング
・ OpenMPでよく間違える並列化
・ 性能に対する課題
・ 高速化実例:ファーストタッチ
16:30 - 18:00 ○Hybrid並列化技法
・ 実際の並列計算機構成とHybrid並列化技法との関係
・ Hybrid並列化の利用法と事例
・ 実例:行列-ベクトル積
○プログラム高速化の応用
・ 性能チューニング総論(演算ネック、メモリネック、I/Oネック)
・ 性能プロファイルと実例
・ 実例:地震波シミュレーションコードにおけるループ分割とループ融合
・ MPI通信最適化:ノンブロッキング通信、永続的通信

参加時の注意

・講義資料はHPで電子的に配布を行います。開催までにダウンロードいただき、当日にPCを持ち込むか、もしくは事前に印刷の上ご持参ください。

・PCをお持ち込みになる場合は、コンセントが15台分しかありませんので、予備バッテリーをご用意ください。

・定員(48名)になり次第、申込みを終了させていただきますので、あらかじめご了承ください。

・本講習会は、お試しアカウントを使用しない、講義形式のみの講習です。トライアルユース(企業の方のパーソナルコース)の利用資格とはなりません。